映画【吸血鬼ゴケミドロ】感想(ネタバレ)

goke-bodysnatcher
スポンサーリンク

●こんなお話

 旅客機がUFO的なのにぶつかって墜落したら、1人また1人と謎の吸血機に襲撃される話。

●感想

 飛行機に乗っている乗客たちがみんな最初からぶっ飛んでいる役柄で彼らの日常を見るだけで期待の高まるスタートでした。おどろおどろしい映像や照明も雰囲気抜群でよかったです。

 墜落して殺し屋が最初に謎の発行体に引き寄せられたと思ったら、額が裂けてドロドロのスライムみたいなのに乗っ取られてしまって、彼が襲撃してきて首あたりに噛みついてきて吸血されちゃうという。それにパニックになった生き残った乗員乗客がサバイバルしていくという。

 大物議員さんと兵器会社の人とその奥さんの関係とかが面白くて、醜い争いが笑えました。そして旦那さんをベトナム戦争で亡くした未亡人が、額が裂けた殺し屋を見ていきなり抱きついて「ほっとけない」といきなりの心の変化を見せたりするのも凄い行動でよかったです。そこでベトナム戦争の写真とかが挿入される演出も印象的でした。良い人そうだった科学者とかも「わたしも科学者として見てみたい」と爆弾犯を生贄にしちゃうとか、全員が人間のエゴまるだしの行動をとって残酷な映画でした。

 殴って普通に倒せちゃう吸血鬼だったり誰もいない場所に墜落していると思いきや、普通に走って高速道路みたいなところまでたどり着けちゃうんだとズッコケそうになったりしますが、松竹がこのような怪奇映画を作っていたというその事実に驚いちゃう作品で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/05/08 Hulu

監督佐藤肇 
脚本高久進 
小林久三 
出演吉田輝雄 
佐藤友美 
北村英三 
高橋昌也 
キャシー・ホーラン 

コメント

タイトルとURLをコピーしました