映画【モスラ対ゴジラ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 突如現れた巨大卵にあくどい興行師とかが金儲けをたくらむけど、原水爆で無茶苦茶になったインファント島の守り神のモスラの卵であるってんで島に返してほしいと頼まれてるけど、そこにゴジラが現れて……な話。

●感想

 金儲けをたくらむ悪い人がいて、案の定自体を悪化させるというわかりやすいストーリーでその悪に挑む新聞記者という構図。原水爆実験で無茶苦茶にされたインファント島の原住民たちが人間不信になってるのを何とか頼み込んでモスラをゴジラにぶつけようとする主人公たち。
 クライマックスの戦いから仕方のないことですが、主人公たちが解説者になってしまうのが残念でした。とはいえ、見てるだけではなくて避難が遅れた小学生たちを助けるという展開で見せ場を持って行って、怪獣の戦いだけではないのが面白かったです。

 円谷先生の特撮も最高で、開始30分で地中から登場するゴジラと自衛隊の戦い。成虫モスラの羽根のしなり、弱った成虫モスラが可哀想に思えるくらい感情移入してしまう凄さ。幼虫モスラのけなげな動き。放射熱線でドロドロに鉄塔や戦車の溶け方も見事でした。

 個人的には藤田進さんの自衛隊の司令官役がカッコよく「ゴジラを撃滅する」と宣言して「A作戦」や「B作戦」と次々に作戦指導していく姿が熱いです。電撃作戦が上手くいってゴジラをあと少しでやっつけられそうなときに「これ以上電圧あげられません!」となってるところをお構いなしに電圧あげさせて鉄塔が壊れてしまったあとの表情も最高でした。

 よくよく考えると何でゴジラが出現したのかがわからなかったり、インファント島の原住民がどう見ても日本人にしか見えないとか、ゴジラこけすぎだとか思わなくもないですが楽しい映画で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2011/09/16 DVD

監督本多猪四郎 
特技監督円谷英二 
脚本関沢新一 
出演宝田明 
星由里子 
小泉博 
藤木悠 
田島義文 
佐原健二 
田崎潤 
谷晃 
藤田進 
ザ・ピーナッツ 
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