映画【ジェネックス・コップ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 新人悪ガキ警官が日本や中国の悪者に潜入捜査して壊滅させようとする話。

●感想

 ミサイル燃料強奪事件が発生して首謀者は日本人ヤクザ。香港で日本人を手引きしているマフィアに潜入させるために警察の主流から外れている刑事さんが警察学校へ行って新人を探す。そこでいうことを聞かない3人組をスカウトして潜入させる。

 若手俳優さんたちのアイドル映画としての一面があって、ゆるいコメディでもありますが。アクションはさすがの香港クオリティで銃撃戦の迫力もすごいし、全員カンフーができて、めちゃくちゃ足をあげて蹴り上げていました。

 香港マフィアに潜入するけど、当然ピンチがあって、昔の自分を知っている人間が出てきてバレそうになったり怪しまれる中、だんだんと首謀者の日本人に近づいていく。広東語、英語、日本語が入り乱れる言語もわちゃわちゃ感をパワーアップさせていて香港のごちゃごちゃ感が伝わってきました。

 仲村トオルさんも英語で頑張っていて、爆弾を使って父親を裏切ったらしい日本人にリベンジしようとする。そしてクライマックスでは主人公たち3人に1人で立ち向かっていました。この映画は主人公側が3人で挑んで敵が1人で戦うので、仲村トオルさんのほうがかわいそうになっていく構図でした。

 ただお話の方が結構詰め込まれていて、日本人を手引きする香港マフィア同士で揉めていてその中でも潜入捜査官がいたりして冒頭で殺しがあったりして、その人間との因縁とかも飲み込みにくかったです。仲村トオルさんのテロの動機がわかるのも最後の方なので、話がどこに向かっていて主人公たちがどういう風に事件を解決しようとしているのかというわかやすい目的が見えにくいのがエンタメとして盛り上がりに欠けました。

 とはいえ、プールの水面いっぱいが炎になって人間が燃えたり、ビルの屋上からスカイダイビングしたり見せ場がいっぱいで楽しいアクション映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/12/21 DVD

監督ベニー・チャン 
脚本ベニー・チャン 
コアン・ホイ 
アンナ・リー 
製作総指揮ジャッキー・チェン 
出演ニコラス・ツェー 
スティーヴン・フォン 
サム・リー 
仲村トオル 
グレイス・イップ 
エリック・ツァン 
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