映画【冬の華】感想(ネタバレ)

fuyu-no-hana
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●こんなお話

 殺した相手の娘さんと交流を持つ話。

●感想

 120分のうち、組長さんが殺される事件が起こるのが開始60分と。ちょっと展開が遅い感じがしました。
 それまで、主人公がひたすら出所して挨拶まわりをするだけなので退屈でした。小林亜星さんのカラオケを延々と見せられても困ってしまいました。

 それにずっと援助していた娘さんとの交流もあまりなく。ただのヤクザものの復讐劇にスライドしていくので。せっかく娘さんが健さんに会いたいと願っているのに、ひたすら避け続ける健さんを見ていてもどかしかったです。

 ヤクザものとしても、関東のヤクザに関西のヤクザが進出してきて。内輪もめを始めるというものですが。健さん、基本巻き込まれるだけで。ここでもひたすら、「自分には身が重過ぎます」と謙虚な姿勢を貫きます。結局は、最後に暴れるのだとわかってしまってう展開なので。もう少しクライマックスに向けて、堅気になる悩みなのか援助している娘さんに対する悩みなりを見せてほしかったです。

 高倉健さんのステレオタイプなイメージどおりの作品でカッコいいですが、それはそれで退屈っちゃ退屈でした。

 とはいえ、クライマックスの裏切り者を暗殺するときの健さんのアップの表情が渋くて最高でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/05/03 DVD

監督降旗康男 
脚本倉本聰 
出演高倉健 
池上季実子 
田中邦衛 
三浦洋一 
藤田進 
北大路欣也 
夏八木勲 
司裕介 
大木晤郎 
奈辺悟 
小池朝雄 
寺田農 
白井滋郎 
天津敏 
山本麟一 
峰岸徹 
小林亜星 
今井健二 
岩尾正隆 
小林稔侍 
富永佳代子 
池部良 
倍賞美津子 
大滝秀治 
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