●こんなお話
自分のことが好きな同期の男性と学生時代からの片思い中の男性とで揺れ動く主人公の話。
●感想
映画全体の小ネタが面白くて主人公が好きな男性に近づこうとする姿や主人公のことが好きな同期の男性がぐいぐいする姿が面白くて笑えて楽しかったです。何とか電話番号をゲットしようとする姿や勝手に話して勝手に自分で解決して空気が読めなかったりする姿がイラつかせずかつ面白くいい距離感のキャラクターたちでした。
主人公たち以外の隣人の名前に支配されている人とかも笑えましたし、釣りをしているおじさん、コンビニの店員、バスで隣になる掃除のおばさんなどみんなのやりとりが楽しかったです。
ただお話の方は物凄い狭い世界観でしか展開されず、主人公が「好きな人が自分の名前を憶えてくれていなかった」「友達が秘密の話を話してしまっていた」というだけで物凄く落ち込んでそれで何十分もエピソードが続くので正直どうでもいい悩みでした。
ラストも今までの展開とは違って綺麗に落とそうとしているのか「勝手にふるえてろ」といきなり言い出す主人公にもガッカリで、個人的には胸に赤い付箋をつけて出てくるところで終わりにしてもよかったのではないかと思ってしまいました。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/02/26 キネカ大森
リンク
監督 | 大九明子 |
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脚本 | 大九明子 |
原作 | 綿矢りさ |
出演 | 松岡茉優 |
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渡辺大知(黒猫チェルシー) | |
石橋杏奈 | |
北村匠海(DISH//) | |
趣里 | |
前野朋哉 |
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