映画【フォードVSフェラーリ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 フォードVSフェラーリの話。

●感想

 重低音で響くエンジン音にカッコいい車のフォルムが高速で走って、メカニックたちがスピード感いっぱいで仕事をしてというレーシング映画としての魅力とレーサーとしてのプライドや会社員としてビジネスとして動かないといけない葛藤などもバランスよく描いていた作品でした。夕日などの映像も綺麗でした。

 ただ150分という長さのためか、個人的には序盤の動きが少なくてなかなか本筋に入らない構成に感じてしまって退屈でした。主人公たち以外にもフォード社内の上層部との駆け引きなんかも長く感じてしまって面白さを感じることが出来なかったです。ちょっと登場人物が多すぎな印象で、主人公2人とその家族、上司、同僚と全員が中途半端な描かれ方に感じてしまってエンタメ映画として誰にも感情移入できなかったのがつらかったです。

 レースシーンもレースに興味のない自分からすると1966年の【グラン・プリ】をはじめとした他のカーレース映画を上回る迫力とか新鮮さみたいなものは感じられず、既視感いっぱいの映像が続くのでクライマックスの24時間レースやその前の主人公をレーサーとして認めるか否かのレースとかも退屈で全体的に眠い時間が多かったです。

 カタキ役として登場するフェラーリのデザインの方がやっぱりカッコいいなと車に詳しくない自分から見て思ってしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/01/12 シネマサンシャイン平和島 2021/04/14 WOWOW

監督ジェームズ・マンゴールド 
脚本ジェズ・バターワース 
ジョン=ヘンリー・バターワース 
ジェイソン・ケラー 
出演マット・デイモン 
クリスチャン・ベール 
ジョン・バーンサル 
カトリーナ・バルフ 
トレイシー・レッツ 
ジョシュ・ルーカス 

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