映画【フィースト】感想(ネタバレ):怪物襲来!バーに立て籠もるサバイバルホラー

Feast
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●こんなお話

 バーで過ごす人たちがいきなり謎のクリーチャーに襲われる話。

●感想

 舞台は、荒野にひっそりと佇む一軒のバー。日々のルーティンのように、店員と常連客たちがゆったりとした時間を過ごしていると、突然、怪物の頭部を持つ謎の男が現れ、「ここに立て籠もるんだ」と言い放ちます。しかし、彼の警告もむなしく、直後に襲撃を受けて首を切断される。

 その襲撃の混乱の中で、何人かの登場人物が命を落としながらも、店内では窓や出入口を封鎖し、どうにかして身を守ろうとする緊迫した展開が続きます。そして、侵入してきた存在が怪物の“子ども”らしき存在であることが判明し、その個体を冷凍庫に閉じ込めるも、暴れ回るためやむなく射殺。これを利用して、親である怪物に恐怖を与えようと、その死体を外にさらすのですが、逆に子どもを殺されたことに激怒した怪物たちの攻撃が激化していきます。

 無線機で助けを呼ぼうと2階へ向かった人物が怪物に襲われたり、怪物の吐しゃ物を浴びた人間が次第に衰弱していく描写も、スリルと不気味さを加速させます。外に停めてある車で脱出を図る場面もあるのですが、その過程でさまざまな混乱や悲劇が重なっていきます。

 中でも、死んだと思われていた人物に爆弾を巻き付けて外へ送り出す作戦が、実は生きていたという事実が判明するショックは、印象的でした。結果的にそのまま外へ送り出され、爆破されるという展開には驚きがああって面白かったです。また、外部からの助けを求めて店内に入ろうとした人物を誤って射殺してしまうという事故的な描写もびっくりでした。

 終盤では、別のトラックで脱出を図ろうとするも、運転を任された人物がそのまま逃走してしまうという意外な裏切りも描かれます。最終的には怪物たちが店内へ突入し、壮絶な肉弾戦を経て生存者たちが勝利し、生き残った者たちが夜明けとともにその場を去っておしまい。

 物語冒頭で、大量の登場人物がテロップ付きで紹介され、それぞれの特徴が示されるという演出は、非常に遊び心があり、視聴者の興味を引くものでした。このような“顔見せ”のスタイルは、キャラクター性を印象づける効果的なギミックであり、作品世界への没入を促してくれました。

 典型的なサバイバルホラーとしての形式を踏襲しつつも、閉鎖空間における心理的圧迫感、仲間同士の信頼と裏切り、予測不能な展開などが巧みに盛り込まれており、ジャンル作品としては十分に楽しめる内容となってます。

 ただし、カット割りが非常に細かく、怪物の襲撃シーンでは暗闇の中で何が起こっているのか判然としないまま、登場人物が気づいたら死んでいる、というような場面が続いた点においては、ややテンションが下がる部分も。臨場感を優先した撮影手法であるとはいえ、視覚的な混乱がストーリーテリングの妨げとなってしまうことも否めませんでした。

☆☆☆

鑑賞日:2009/01/23 DVD 2024/08/23 U-NEXT

監督ジョン・ギャラガー 
脚本パトリック・メルトン 
マーカス・ダンスタン 
製作総指揮マット・デイモン 
ベン・アフレック 
ウェス・クレイヴン 
出演バルサザール・ゲティ 
ヘンリー・ロリンズ 
ナヴィ・ラワット 
ジュダ・フリードランダー 
ジョシュ・ザッカーマン 
ジェイソン・ミューズ 
ジェニー・ウェイド 
クリスタ・アレン 
クルー・ギャラガー 
エリック・デイン 
デュエイン・ウィテカー 

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