映画【エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス】感想(ネタバレ)

EVERYTHING-EVERYWHERE-ALL-AT-ONCE
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●こんなお話

 多元宇宙でいろんな自分がいて世界を救ったり娘と関係改善したりする話。

●感想

 コインランドリーを経営して旦那さんが離婚届を書いていて父親の介護や娘が同性愛者で恋人を連れてきたりして、お客さんもわがままで大変な日常。

 家族で国税局へ行くけど、旦那さんが豹変してアドバイスみたいなことを言ってきてメモを渡されてびっくり。元の姿に戻った旦那さんになって窓口対応を受けるけど、そこで渡されたメモの通りの行動をすると別次元から来たという旦那さんが世界を救ってくれみたいな話をされる。

 いろんな次元を行き来して破壊しようとする存在がいてベーグルという空間で世界を飲み込もうとしているらしいうんぬん。主人公は別のバースへジャンプして能力を習得して強くなっていくという。

 基本国税局の中で話が進行してカンフーしたりして、別の次元にジャンプするのに奇抜な行動をすrうギャグがあったり。別次元で指がソーセージだったり映画スターだったり石ころだったりカンフー使いだったり料理人だったりの世界が出てきて。

 結果、主人公はチャクラが開いて能力開花して戦って娘と和解して娘の交際相手も認めて国税局に書類を出して修正の提案とかされておしまい。

 ものすごいボリューム量で編集もすごくて圧倒されてどっと疲れる2時間20分で、ミシェル・ヨーさんやキー・ホイ・クアンさんのお芝居も魅力的でしかもお父さん役のジェームズ・ホンさんの元気っぷりが信じられない1作でした。

 ガチャガチャした編集に縦横無尽に行ったり来たり場所が移動してスローモーションのカンフーシーンの連続で正直話の筋とか展開を追いかけるのが必死で置いてかれるジェットコースタームービーで、それでいて下品なギャグとかは笑っていいのかなんなのかこれまた戸惑うという。

 アクションの見せ場も特にアクションが詳しくない身から見ても退屈で眠たいだけでしたし、いろんな世界のヴィジュアルも全く盛り上がることなく過ぎ去っていきました。各世界での主人公の様子もなんのエモーションが動かされることはなかったです。

 結果、母娘の葛藤和解ものとしてもどうでもよくて、それよりも早く終わらないかなという退屈さが勝ってしまう1本でした。

☆☆

鑑賞日:2023/03/12 シネマサンシャイン平和島

監督ダニエル・クワン 
ダニエル・シャイナート 
脚本ダニエル・クワン 
ダニエル・シャイナート 
出演ミシェル・ヨー 
キー・ホイ・クァン 
ステファニー・スー 
ジェイミー・リー・カーティス 
ジェニー・スレイト 
ハリー・シャム・Jr 
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