映画【355】感想(ネタバレ)

The 355
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●こんなお話

 電子機器を停電させるデバイスを巡って悪の組織と世界各国の諜報部員の攻防の話。

●感想

 いかにも悪そうな男たちが交渉をしていてデバイスを操って飛行機を墜落させる。そのデバイスはあらゆる電子機器を停電させるとかの説明がある。そして交渉相手がいきなり売人たちを撃ち殺してデバイスを奪ってしまう。

 CIAで上司から命令を受けた主人公は恋人関係の職員と2人でパリでデバイスを手に入れるミッションを行う。けどドイツ人諜報部員に横取りされてしまったのでイギリスの諜報部員の協力を得て、さらにはコロンビアの諜報部員も巻き込んでデバイス争奪戦。やっと奪ってみんな終わったと思いきや中国の諜報部員がデバイスを奪ってCIAの上司を射殺する。デバイスが使われて世界中で飛行機が墜落するニュースを知った主人公たちがアジトに戻ると上司が殺害されていてCIAが突入してきて主人公たちが容疑者となる。

 そして何とか逃走して中国の諜報部員が奪ったと思いきや実はデバイスを守っていてCIAの上司や死んだはずの恋人の諜報部員がデバイスを売ろうとしていたということがわかる。けどそこに裏切り者の恋人の諜報部員がやってきて主人公たちの家族とか恋人を人質にして何人かを射殺してデバイスのありかを聞き出して立ち去る。

 リベンジだという事で主人公たちが敵のアジトのホテルへ襲撃して銃撃戦。デバイスを破壊しておしまい。そしてのうのうと生きている裏切り者の諜報部員に毒を盛ってみんなで立ち去って終わり。

 正直、このキャストで女性が大活躍するスパイ映画というモチーフは面白そうですが、普通にスパイ映画としてはあまり魅力を感じられず淡々と過ぎていく120分で残念でした。

 特に主人公たちが集まるまでの行動の動機の矢印があっちこっち向いているので誰が何をしているのかが飲み込みにくいのでだんだんとどうでもよくなっていく構成でした。スパイ映画としてのアクションシーンの新鮮さやサスペンスとかもそれほどなく、集まったと思ったら次のシーンで見失った人間の尾行シーンになっていたりして戸惑う展開が多かったです。

☆☆

鑑賞日:2023/03/12 WOWOW

監督サイモン・キンバーグ 
脚本テレサ・レベック 
サイモン・キンバーグ 
原案テレサ・レベック 
出演ジェシカ・チャステイン 
ペネロペ・クルス 
ファン・ビンビン 
ダイアン・クルーガー 
ルピタ・ニョンゴ 
エドガー・ラミレス 
セバスチャン・スタン 
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