映画【ドラゴンボールZ 復活の「F」】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 極悪人のフリーザが復活して悟空が戦う話。

●感想

 人気シリーズなので、おなじみのキャラクターたちが大暴れしてくれればそれだけで満足な作品で、シリーズにそんな思い入れのないボクは90分退屈でした。
 フリーザ様が冒頭で蘇えりますが、ドラゴンボールを簡単に集めてしまって、その時点でもう何でもありというか願い事をかなえるということが大変なことではないのだと思ってしまいました。それだったら、この映画が終わってもまたドラゴンボールを5分で集めればいいだけの話ではないのかと思ってしまいます。

 そしてフリーザが甦って、大変なことだと地球で迎撃するキャラクターたち。そして真打である主人公が現れて大暴れする。
 アクション映画としてカンフー映画として作られていますが、それをアニメーションで見るのはキツかったです。ダダダと殴りあって、光線を出して、風景が破壊されての繰り返しで。それを60分近く何の工夫もない。

 主人公も敵も変身しますが、何故変身できるのか? そこに至るまで何があったのかが全く描かれないので、これまた何でもアリな世界。だったら何度でも変身して復活できるのではなかろうか。
 地球を守るために戦うはずの主人公たちが地球を破壊しちゃってどういう気持ちなんだろうかとかもわからなかったです。センズという食べ物でいくらでもこれまた復活できちゃったり。
 そもそも地球に地球人も宇宙人もいる世界で、どういう地球の世界観なのかもわからなかったです。

 戦っていくうちに「フリーザの弱点がわかった」と敵の弱点を見つけて逆転していきますが、その理由に「体力の消耗」という唖然とさせられるものでした。 
 地球が壊れているのに緊張感のない主人公たちのやりとりにも戸惑う雰囲気でした。

 当然、この世界を知っている人向けの作りなので、ファンなら楽しめ門外漢だとポカンとしてしまう映画だと思いました。

☆☆

鑑賞日: 2015/04/19 イオンシネマ多摩センター

監督山室直儀 
脚本鳥山明 
原作鳥山明
出演(声)野沢雅子 
中尾隆聖 
山寺宏一 
森田成一 
堀川りょう 
佐藤正治 
鶴ひろみ 
田中真弓 
古川登志夫 

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