映画【ドラフト・デイ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 アメリカンフットボールのドラフト会議の1日をGMたちの駆け引きの話。

●感想

 NFLに何の知識もない東アジアの片隅に住むボクでもアメフト大好き人間たちが作ったんだな、と愛情いっぱいの映画で楽しめる内容でした。
 映画はほとんどが会話劇でしかも駆け引きであり、更には映画が始まる前にドラフトのシステムの説明がわざわざ入るというアメフトを知らないととっつきにくいモチーフ。
 指名権をトレードできたり10分の制限時間で取引をしたりとややこしいルールなのに、そこで描かれる裏方さんたちを主人公にして、どれだけ指名するのに大変なのか。またドラフトを待つ選手たちやその家族の気持ちなどがハラハラドキドキで描かれていて面白かったです。

 主人公はゼネラルマネージャーでドラフトデイの12時間前だかからドラフトデイまでの時間が描かれ行って、ひたすら電話がかかってきて売り込みにくる選手がいたり、チーム内でもオーナーが口出してきたり現場の監督やらスカウトやらいろんな人が出てきて、テンポよく人物紹介がされていきます。
 そしていろんな人が好き勝手言ってくるけど、主人公だけはある決断をして……。

 この世界を全く知らないので、ドラフトがどれだけ大変で選手のランクやらそれに対する交換条件とかの重要性がイマイチ伝わってこないですが。最初からひたすら耐えに耐えて最後に一発逆転というエンタメとして見事なカタルシスで、一緒にガッツポーズしたくなるクライマックスで盛り上がります。

 アメフトを知っていればもっと楽しめるだろうし知らなくても気持ちのいい娯楽作品だったと思いました。ただ主人公とヒロインの恋愛のシークエンスとかいらなくてもいいんじゃないのかな? と個人的には思いました。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/02/08 TOHOシネマズ南大沢

監督アイヴァン・ライトマン 
脚本ラジーヴ・ジョセフ 
スコット・ロスマン
出演ケヴィン・コスナー 
ジェニファー・ガーナー 
デニス・リアリー 
フランク・ランジェラ 
サム・エリオット 
ショーン・コムズ 
テリー・クルーズ 
エレン・バースティン 
チャドウィック・ボーズマン 
ロザンナ・アークエット 

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