映画【怪盗グルーのミニオン大脱走】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 グルーに双子がいるってことが判明して、彼に会いに行ったら、彼が泥棒家業をやらないかと誘われつつ。世を騒がす怪盗の盗みを阻止する話。

●感想

 これといった新鮮さはまるでなくて、グルーは泥棒家業を廃業していて逆に犯罪を取り締まる側として生活していて、そこに双子がいることが判明して、彼に会いに行ったら大金持ちで盗みを教えてほしいと頼まれる。カタキ役としてかつてのスターで今はあの人は今状態になっている泥棒がいて、彼がダイヤを盗んだからそれの争奪戦。 

 90分の短さは好感が持てますが、なぜ3作目を作ったのか謎で。双子は主人公に好意的で登場して実は悪い奴。みたいなことが描かれるのかと思いきや終始良い奴で終わってしまって恐ろしく退屈なキャラクターでした。カタキ役も80年代ポップスを流しながら盗みに入るのは楽しいですが、彼との対決もイマドキのアニメーションとしては恐ろしくカタルシス不足でさらっと終わってしまう印象でした。 

 奥さんと義理の娘たちの交流や娘がペガサスを探すうんぬんのシークエンスは果たして必要だったのか疑問で、時間をかけて描きそうなわりにはそこも深まらずただただ常栄寺感を長くしているだけでした。その点、ミニオンも同じことで本筋とは関係のないところで暴れてるだけですが、まだ視覚的にかわいいという長所があるので見ていられますが、これといったひっかかりもなく通り過ぎていくミニオンたちでした。 

 ちょっと数多いアニメーションが作られている中、このクオリティだと楽しいエンタメ映画とはいえあっという間に忘れ去られていく3作目なのではなかろうかと疑問の1作でした。 

☆☆

鑑賞日: 2017/08/10 TOHOシネマズ川崎

監督ピエール・コフィン 
カイル・バルダ 
脚本シンコ・ポール 
ケン・ダウリオ 
出演(声) スティーヴ・カレル 
クリステン・ウィグ 
トレイ・パーカー 
ミランダ・コスグローヴ 
デイナ・ゲイアー 
ネーヴ・シャレル 
スティーヴ・クーガン 
ジュリー・アンドリュース 

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