映画【デルス・ウザーラ】感想

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●こんなお話

 ロシアの広大な自然の中、探検家のロシア人と猟師のデルス・ウザーラの交流を描いていく話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログより

●感想

 画面奥の暗闇から、虎だと思って身構えていると「撃つな」と、ぬっとデルスが出てくるところから。これぞ黒澤映画を見てるんだという気持ちにさせてくれます。
 自然を愛し恐れて、家族はとっくの昔に天然痘で失い自分の年齢すらわかっていない。けれど自然と共に生きるサバイバル術で主人公の探検家だけなく部下たちも馬鹿にしながらも、しだいに敬意を払うようになる。
 その過程を描いていく第1部。まさに仲間たちが結束していく様子は見ていて気持ちがいいものでした。

 第2部となる後半は、デルスが目が見えなくなり自然の中で生きられないと主人公の家へとやってくる。ところがあれほど活き活きしていたデルスは、生気を失ったかのようになってしまいます。画面も家の中が中心になりますが、やたらと狭くて窮屈に見せているのはその表現だと思います。
 最後はもう少し答えみたいなものを出してもよかったと思いますが、自然と文明の共存というのを体現するデルスを主人公の探検家と一緒になって体験できて、そして考えることができる映画だと思いました。

☆☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/05/18 DVD

監督黒澤明 
協力監督野上照代 
ウラジミール・ワシリーエフ 
脚本黒澤明 
ユーリー・ナギービン 
原作ウラジミール・アルセーニエフ 
出演ユーリー・サローミン 
マキシム・ムンズク 
シュメイクル・チョクモロフ 
ウラジミール・クレメナ 
スヴェトラーナ・ダニエルチェンカ 
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