映画【デスノート Light up the NEW world】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 死神大王とかってやつの命令らしく6冊のデスノートが人間界に現れたってんで、ジェノサイドが起こる話。

●感想

 デスノートを巡って、登場人物たちが裏をかきあって出し抜きあう面白さがほとんど感じることができないままの130分でした。

 人間界に6冊あるらしいってんで、デスノートを使って犯罪者を粛正する考えの持ち主の遺志を継いでる人と世界的名探偵の後を継いだ世界的名探偵とデスノートを捜査する人といろんな人の思惑が入り乱れますが、全員の背景が全くわからないまま進展するので、終始何をしているのかよくわからなかったです。みんな自分の好きな人のことを追いかけるオタクにしか見えなかったです。デスノートを巡る攻防が見たかったです。

 そのため、いちいち突っ込みどころみたいなのが目立ってしまって、そういうのがあるたびに失笑してしまう悪循環の映画でした。「デスノートは使わない」と言ってるわりに拳銃は使うんだとどういう行動の動機かわからないし、そもそもみなさんが拳銃突きつけるだけの印象しか残らなかったです。そもそもデスノートの能力より、みんなコンピューターに侵入できたり、監視カメラとかこの映画の世界では全く監視の意味をなさなかったです。警備がザルすぎて、世界的名探偵はどこにでも現れて、簡単になんでも盗み出せたり逃がすことができたりといちいち主人公たちの行動に突っ込みを入れながら見てしまいました。

 この調子がずっと続くので、クライマックスで真相が明らかになっても、もはや誰がどうなろが知ったこっちゃない冷たい視線のオチでした。それでいて、みんなカッコつけてお芝居をしているので、それがカッコ悪く見える130分でした。死神大王って何なら? と設定自体が何も知らない状態で見ると、引っかかってしまう映画でした。

天才VS天才の戦いで見ているこちらをあっと言わせる戦いが見たかったです。

鑑賞日: 2016/12/05 TOHOシネマズ川崎

監督佐藤信介 
脚本真野勝成 
原作大場つぐみ
小畑健
出演東出昌大 
池松壮亮 
菅田将暉 
戸田恵梨香 
川栄李奈 
藤井美菜 
金田明夫 
船越英一郎 
松山ケンイチ 
藤原竜也 

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