●こんなお話
寄宿学校を舞台にチャッキーと揉める話。
●感想
前作でアンディがチャッキーを乗せたトラックで逃走するシーンの続きから始まります。トラックが事故を起こし、主人公の3人組はそれぞれ別の生活を送っていますが、ある日少年がチャッキーの人形を持って現れ、お手製の爆弾を爆発させてしまい、少年が亡くなります。そのため、主人公たちは問題児の施設へと送られることになります。
施設での生活が描かれるなか、チャッキーの数が増えていることに気づき、探る展開になります。また、チャッキーの恋人ティファニーが乗り移った身体の俳優仲間が訪れるなど、さまざまな騒動が巻き起こります。さらに、ニカを幽閉しているティファニーの娘たちが登場し、事態は混乱を極めます。
アンディはチャッキーに捕らわれ、拷問を受け続けている状態です。チャッキーを一体捕まえて洗脳しようと試みますが、漂白されて暴力や殺人を知らない無垢な状態のチャッキーになり、共に行動することになります。チャッキー同士の戦いも見どころの一つです。
物語は除霊のような展開を迎え、カウンセラーがチャッキーの協力者であることが明らかになります。逃走劇の末、アンディがチャッキーを射殺したかに思えましたが、チャッキーはカウンセラーに乗り移り、その後再び人形に戻ります。日常に戻った主人公たちのもとに現れたチャッキーは、主人公の母親で政治家をチェーンソーで襲撃。さらに、主人公の妹もチャッキー側に付き、共に逃走して物語は幕を閉じます。
話が複数の視点で進み、新キャラクターも次々と登場しますが、全体の収束感や繋がりが弱く、話の流れについていくのが難しい印象でした。一方で、殺人シーンは非常にインパクトが強く、特に腹にパンチを貫くシーンや爆死する先生の描写、チェーンソーで頭を真っ二つにするシーンなどはテンションが上がる見どころでした。
全体としてはシーズン3への期待感はやや薄れたものの、殺人シーンのエンターテインメント性を楽しめる作品でした。
☆☆☆
鑑賞日:2024/12/11 Amazonプライム・ビデオ
監督 | サミル・レヘム |
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ドン・マンシーニ | |
レスリー・リブマン | |
ジェフ・レンフロー | |
脚本 | ドン・マンシーニ |
キム・ガーランド | |
マロリー・ウェストフォール | |
アレックス・デライル |
出演 | ザッカリー・アーサー |
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ビョルグヴィン・アルナルソン | |
アリヴィア・アリン・リンド | |
ブラッド・ドゥーリフ | |
カリーナ・バトリック | |
クリスティーン・エリス | |
デヴィッド・コールスミス | |
アレックス・ヴィンセント |