映画【バーン・アフター・リーディング】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 酒でクビになったCIAが暴露本を書こうとするけど、それが書かれたCDを国家機密だと勘違いしたスポーツジムのインストラクターが美容整形の金欲しさに脅迫しようとするあたりから始まるドタバタの話。

●感想

 コーエン兄弟作品らしいどこかズレててぶっ飛んでいるキャラクターたちがたくさん出ていて90分という短さがちょうどいい笑える映画になっていたと思います。

 ただ90分しかないのに大きな事件が起こるのがブラピさんがロシア大使館に情報をもっと入手しようと家に忍び込んで、ジョージ・クルーニーさんと鉢合わせするシーンが大きな動きだと思いますが、それが開始60分過ぎというのがちょっとテンポが悪い気がしました。それが起こるまでは、短期で酒乱のCIAがいて美容整形したい出会い系で出会いを求める女性がいて詐欺師みたいな男がいて不倫している女医がいてスポーツドリンクばかり飲んでいる男がいてと様々なキャラクターが出てきて、しだいに絡み合っていきます。

 わかりやすい起承転結や序破急がないので、そのまま淡々と進んで淡々と終わってしまう印象で一体これは何の映画だったんだろうと戸惑ったまま終わる90分でもありました。この内容なら序盤をもう少し短くしてもいいのではないかと個人的には思っちゃいました。演じている人や作っている人は楽しそうな雰囲気が伝わってきて、その雰囲気を楽しめる映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2010/04/18 DVD  2016/01/30 DVD

監督ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
脚本ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
出演ジョージ・クルーニー 
フランシス・マクドーマンド 
ブラッド・ピット 
ジョン・マルコヴィッチ 
ティルダ・スウィントン 
リチャード・ジェンキンス 
エリザベス・マーベル 
J・K・シモンズ 
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