映画【BUNRAKU ブンラク】感想(ネタバレ)

bunraku
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●こんなお話

 殺し屋集団みたいな人たちの抗争の話。

●感想

 独特の色彩と照明のアクの強い世界観は、最初は興味深く見ることができますが。シーンが変わるたびに、ガチャガチャと画面が切り替わりサウンドエフェクトがやたら鳴り響くので。それが最初から最後まで124分間続いていくのを見ると、頭痛くなりそうになりました。

 銃が世の中をダメにするからと、銃が根絶された世界ですが。刀はオッケーという、しかも力があるものが全てみたいなので結局は暴力が支配しているという元も子もない設定でした。

 役者さんたちは魅力的な人たちがいっぱい出演していますが、これまた描ききれてないです。それにやたらと哲学的でかっこつけた台詞を言うので、ほとんど何を言っているかわからないという。特に、悪役のロン・パールマン。何をしゃべってるのかすらよくわからなかったです。

 アクションシーンがたくさん出てきますが、奇妙なSEが流れたりテレビゲームのような音楽になったり。とにかくうるさすぎですし、数あるアクション映画のアクションシーンを超えることはない普通のアクションシーンでだんだんと飽きてきてしまいました。香港映画やタイ映画を観てる人にとっては、何の新鮮さを感じられませんでした。

 ナレーションもかなり入りますが、それはただ主人公の気持ちの説明にしかなっておらず。画面を見ればわかることを、ボソボソと延々としゃべられてもきついです。

 ストーリーも、何の目新しさも意外性もなく。映像が奇妙なだけの映画になってしまっていて残念でした。

鑑賞日:2012/01/20 TOHOシネマズ南大沢

監督ガイ・モシェ 
脚本ガイ・モシェ 
原案ボアズ・デヴィッドソン 
出演ジョシュ・ハートネット 
ウッディ・ハレルソン 
Gackt 
ケビン・マクキッド 
ジョルディ・モリャ 
ロン・パールマン 
デミ・ムーア 
菅田俊 
海保エミリ 
マイク・パットン 
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