●こんなお話
サダム・フセインの息子の影武者の話。
●感想
独裁者の息子で、小さいときから思い通りになる人生を送ったら当然デビルになってしまうのだろうと思いますが。結婚式の花嫁をレイプしたり下校途中の学生を麻薬漬けにしたりと、まさにデビルっぷりを発揮する息子ですが。確かに酷くて、極悪人として描かれますが想像を超えるものでもなく。そりゃそういう人格に歪んでいくだろうというだけでした。
そしてそんなデビルな息子の影武者に強制される主人公ですが、歯向かいますが家族を人質にとられ影武者として過ごしていく日々ですが。最初から歯向かっていく男で、いつウダイの怒りに触れるのだろうとハラハラしますが。ウダイは意外にも、主人公に寛容で何故キレないのかわかりませんでした。そして、最後の最後になって激突しますが。そのきっかけも雑で、安っぽいハリウッド映画のアクションシーンとなってしまって残念でした。実際の影武者である原作者は、あんなことになってガッカリしなかったのではないでしょうか。
ウダイがわがままっぷりを発揮するのを主人公を通して見ていくというのは面白いですが、ただウダイという男の紹介に終わってしまってるようで残念でした。
☆☆☆
鑑賞日:2012/01/22 DVD
リンク
監督 | リー・タマホリ |
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脚本 | マイケル・トーマス |
原作 | ラティフ・ヤヒア |
出演 | ドミニク・クーパー |
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