●こんなお話
今回も鈴木オートと茶川一家の2つの家族で起こるもろもろの問題の話。
●感想
64年の東京の風俗を描いていて相変わらず恐ろしいほどの情景の描き方が素晴らしくて世界観が完成されています。
ロクちゃんは病院の先生に恋をして、朝の通勤時間を待っている姿なんかは今までのロクちゃんとは違って女の子らしさが出ていて珍しいシーンでした。その後のデートでも銀座をブラついたりみゆき族なるブームがあったりと当時の紹介が新鮮です。
一方の茶川家では、小説家を目指す淳之介と小説家になるのをやめさせようとしている茶川山の気持ちをくんで夢をあきらめるという2つの気持ちに挟まれてしまいます。
そんな中、東京オリンピックが開幕。お金はないけど、戦争が終わってからすぐにオリンピックを成功させるという日本の高揚感というのはもう感じることができないですが。日本が一致団結しているうらやましい世界でした。
ロクちゃんは恋人とお泊りをしてしまい、当時の価値観では大事になるのはわかりきっていて大騒動になります。一方の茶川は、淳之介と新人の売れっ子作家の緑沼という人物をうまいこと絡めて面白い展開でした。
未来を信じて疑わず今を一生懸命生きる人たちを見ていると勇気がもらえる映画で素晴らしかったです。
☆☆☆☆
鑑賞日:2012/09/25 Blu-ray
リンク
| 監督 | 山崎貴 |
|---|---|
| 脚本 | 山崎貴 |
| 古沢良太 | |
| 原作 | 西岸良平 |
| 出演 | 吉岡秀隆 |
|---|---|
| 堤真一 | |
| 小雪 | |
| 堀北真希 | |
| もたいまさこ | |
| 薬師丸ひろ子 | |
| 須賀健太 | |
| 小清水一揮 | |
| マギー | |
| 温水洋一 | |
| 神戸浩 | |
| 飯田基祐 | |
| ピエール瀧 | |
| 蛭子能収 | |
| 正司照枝 | |
| 森山未來 | |
| 大森南朋 | |
| 高畑淳子 | |
| 米倉斉加年 | |
| 染谷将太 | |
| 三浦友和 |


