●こんなお話
大阪のヤクザたちの話。
●感想
大勢出てくる登場人物の思惑を上手にさばく構成はお見事で、これだけたくさんの人たちが出てきても混乱することなく見ることが出来ました。
ヤクザの跡目争いというオーソドックスなヤクザ映画の話ですが、面白いエンタテイメントになっていると思いました。
ところが、銃撃戦になると。ただ、突っ立ってパンパン撃ちあうだけというもので。こんな躍動感のない銃撃戦を見せられても結構つまらないです。
武闘派の兄貴分とインテリヤクザの弟分が、最初は絆の深い関係で。しだいに、いがみあっていきますが。序盤で二人の友情があまり描かれていない感じがしていしまって。そのため、クライマックスでの事件もあまり感動を得ることができなかったのが残念でした。もっと熱い友情を描いて欲しかったです。最初から疑心暗鬼のように見えてしまいました。
南野陽子さんも果たして必要な人物だったのか謎でした。小林稔持さん演じるヤクザの親分だけ浮いてしまっているのも残念でした。
音楽がやたら明るくて、コメディかと思ってしまう音楽もマイナスでした。重たさが一切なくなってました。
☆☆☆
鑑賞日:2011/01/26 DVD
リンク
監督 | 橋本一 |
---|---|
脚本 | 成島出 |
我妻正義 | |
原作 | 飯干晃一 |
出演 | 高橋克典 |
---|---|
渡辺謙 | |
小林稔侍 | |
高知東生 | |
隆大介 | |
石橋蓮司 | |
南野陽子 | |
遠野凪子 | |
夏木マリ | |
伊原剛志 |