映画【名探偵ゴッド・アイ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 全盲の元刑事の探偵と女刑事が少女失踪事件を追いかけつつドタバタする話。

●感想

 冒頭、洗剤巻きちらし男を捕まえるために盲目の主人公が尾行をする。そこに女刑事も一緒に捕まえようとする。この冒頭の紹介シーンからしてホングコングコメディ全開で、アンディ・ラウさんのハイテンションなお芝居が堪能できる映画でした。
 女刑事の依頼で少女失踪事件を捜査するのが本筋。けれども基本はドタバタ劇をベースにしたミステリーなので、このテンションについていけないとキツイ映画だと思いました。

 主人公の名探偵は事件の加害者被害者の気持ちになっての妄想がビジュアル化して事件の関係者と妄想上で会話したりしますが、この手の推理物ではよくあるものでそんなに目新しさを感じることができませんでした。その妄想でひらめいて犯人に迫っていく。
 けれども途中から少女失踪事件は忘れ去られ、カジノをしたり失明する前に恋していた美人さんとダンスするのに忙しかったりとかなり中だるみしてしまいました。その場その場では主人公のキャラクターでの魅力で引っ張ってくれてますが、本筋はいっさい進んでいないという。

 そして失踪した少女たちは失恋した人ばかり、そこからタクシー運転手が犯人だ! と無茶苦茶な推理で真犯人に迫って行って容疑者が上がり、アクションシーンへと展開してきます。ここも無茶苦茶で主人公、車運転しちゃってます。
 コメディにミステリーでありラブコメである無茶苦茶な映画ですが、130分引っ張られるジョニー・トー監督の勢いで見せてくれる映画で面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2014/06/06 DVD

監督ジョニー・トー 
脚本ワイ・カーファイ 
出演アンディ・ラウ 
サミー・チェン 
グォ・タオ 
カオ・ユアンユアン 
ラム・シュー 
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