映画【アシュラ】感想

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●こんなお話

 応仁の乱とかで無茶苦茶な時代に生きるケダモノの話

●感想

 人間が飢えるという事を、飽食の現代の中で、食べるという事は何かの生命を奪うという事を教えてくれる道徳的なアニメで素晴らしい内容でした。

 主人公のアシュラは母親に戦争で飢えに苦しんだあげく食べられそうになり炎の中に捨てられる。
 いきなり親が子を食べることを見せられ、その子も生きるために人間を殺すすさまじい時代の描写。

 成長した主人公はお坊さんと出会い、そしてヒロインの女性と出会います。この2人から人食いから人間への変化をしていくきっかけとなる大事な人物たち。
 けれどヒロインが想っている人がいるとしり、更に洪水ですべて流れてしまい。「こんな苦しい世界に生まれてこなければよかった」
 主人公に対してお坊さんは自らの腕を……。という流れ。それに対する主人公の対応。そこのシーンで人食いから人間へと進化したのだとわかり、お坊さんが言っていた「自らの中のケダモノと戦え」という言葉に対応して、自分との戦いに勝ったんだということがわかる名シーンでした。

 ヒロインにも飢えがやってきて、どうにかしたい主人公。ヒロインとの約束である「もう人殺しはしない」という約束を守れない現実。
 更に主人公に懸賞がかけられ村人たちから襲われて、更に戦いをしなくてはならない。

 アニメーションとしてもアクションシーンなんかもスピード感抜群で迫力あるものでしたし。人間の飢えの苦しみとその世界を必死に生きるということを容赦のない描写で描く素晴らしい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2013/05/28 DVD

監督さとうけいいち 
脚本高橋郁子 
原作ジョージ秋山
出演(声)野沢雅子 
北大路欣也 
林原めぐみ 
玄田哲章 
平田広明 
山口勝平 
水島裕 
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