映画【アトミック・ブロンド】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 東西冷戦末期のベルリンで世界中のスパイの名前が載っているらしいリストをみんなで奪い合う話。 

●感想

 主人公はイギリスのMI6で相棒と一緒にリストを持っている人物を何とか守ろうとするけど、そこにロシアのKGB、フランスのDGSE、アメリカのCIAが入り乱れて登場人物の名前と顔を覚えるのに必死な上に思惑が交差するので置いてけぼりをくらった110分間でした。敵味方の区別があいまいで証言のシーンと回想が交互に構成されて混乱に拍車がかかりました。ヒロインとの恋愛シーンとか必要だったのか謎でした。 

 アクションシーンもこれといった新鮮さもなく、長回しでのアクションとかも工夫されていて見所だとは思いますが、それも過去のアクション映画と違いがわからずそれでいて必然性もないので凄さよりも長さ退屈さがだけが印象に残るものでした。 

 結局誰が何をして結果どうなったのか見終わってもわからずモヤモヤだけが残って、もっと荒唐無稽な娯楽活劇かと思ったらそうでもなく裏切ったりする意外性や驚きの面白さもなく難解なアクション映画に仕上がっていました。

☆☆

観賞日: 2017/11/02 TOHOシネマズスカラ座 2018/06/15 Blu-ray

監督デヴィッド・リーチ 
脚本カート・ジョンスタッド 
原作アントニー・ジョンソン 
サム・ハート 
出演シャーリーズ・セロン 
ジェームズ・マカヴォイ 
エディ・マーサン 
ジョン・グッドマン 
トビー・ジョーンズ 
ジェームズ・フォークナー 
ソフィア・ブテラ 
ビル・スカルスガルド 


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