映画【生きてるものはいないのか】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 大学内で次々怪死していく人たちの話。

●感想

 やたらと台詞が多くて場所が大学と場所が限定されているので、何だか舞台みたいだなと思ったら舞台が原作でした。

 ある日、人間がバタバタと死んでいく現象に襲われる人たちの話ですが舞台はキャンパス内限定でしかも外と断絶しているので特に原因を解明しようとせず、むしろ自分たちが死んでいくのがわかっているので死ぬときに最期の言葉を何にするのかなど話し合っているのが妙に笑えます。最初のほうは突然咳き込んだりして死んでいく人たちに反応したりしますが、だんだん異常事態に感覚がおかしくなっていく人々の様子を見ていると戸惑います。

 他愛ない日常生活に入ってくる死ということを描いていると思いますが、特に序盤の女の子同士の会話や都市伝説について話したりしているのが独特のテンポがあって聞いていて心地がいいです。けれど、そこに突然起こる死。日本人としては、やはり震災のことを考えてしまいました。

 とはいえ、異常事態に反応する登場人物たちの気軽さを見ていて何のメッセージを感じればいいのかわかりづらい映画でした。

☆☆

鑑賞日:2012/10/17 DVD

監督石井岳龍 
脚本前田司郎 
脚色石井岳龍 
原作前田司郎
出演染谷将太 
高梨臨 
白石廿日 
飯田あさと 
高橋真唯 
田島ゆみか 
池永亜美 
札内幸太 
長谷部恵介 
渋川清彦 
津田翔志朗 
芹澤興人 
杉浦千鶴子 
村上淳 
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