映画【アラジン】感想(ネタバレ):ディズニーの魔法が詰まった90分!ランプと願いが織りなす冒険と音楽の世界

aladdin
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●こんなお話

 その日暮らしの主人公とプリンセスが出会ってランプの精霊的なのと協力しながら、悪い大臣と戦う話。

●感想

 登場人物は最小限に絞られているのに、全員がしっかりとした動機と役割を持って物語を動かしていく。無駄がなく、それでいてしっかり心を動かしてくれる。これぞディズニー映画というような、完成度の高いアニメーションでした。

 物語は「天・地・人」とも言える主要キャラクターの紹介から始まる。国防大臣は魔法のランプを手に入れようと企み、王様を操って自らが王になる野心を持っている。主人公の青年は貧しいながらも相棒の猿と力を合わせて暮らし、プリンセスは王宮での自由のなさにうんざりしながら、お婿さんを勝手に決められようとしている日々に不満を抱えている。

 境遇はまるで違う主人公とプリンセスが出会い、「自由がない」という共通の悩みで心が近づく展開も自然で心地よかったです。やがて主人公は魔法のランプを手に入れ、そこから現れるのがジーニーという願いを3つ叶えてくれる陽気で自由奔放なキャラクター。このジーニーがとにかく明るくて、テンション高く踊ったり歌ったりするシーンは観ていて本当に楽しかったです。

 ジーニーが主人公を全力で応援する姿は心を打つし、観ているこちらも自然と応援したくなるような気持ちにさせられます。作品全体の魅力を大きく支えているキャラクターでした。

 楽曲もさすがのディズニー。物語の展開に合わせて登場人物たちが自然に歌い出し、踊り出す。華やかでテンポも良く、観ていて心地よさが続きます。ミュージカルシーンが物語のリズムを加速させてくれます。

 全体で90分という短さながら、見どころがぎっしり詰まっていて退屈する暇がなかったです。テンポがよく、映像も音楽もキャラクターも魅力的で、まさにディズニーが得意とする王道でありながら新鮮なアニメーション作品でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2019/07/01 日本テレビ

監督ジョン・マスカー 
脚本ロン・クレメンツ 
ジョン・マスカー 
テッド・エリオット 
テリー・ロッシオ 
出演(声)スコット・ウェインガー 
ロビン・ウィリアムズ 
リンダ・ラーキン 
ジョナサン・フリーマン 

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