●こんなお話
なかなかどん底の家庭環境の主人公が結婚して裕福になるけれど…な話。
●感想
冒頭、ドレス姿の主人公が学校の机の上を歩いているところから始まります。このファーストカットがこの映画の1番の面白さでした。
主人公が児童相談所で勤めていて毒親とかの相手をしている。家でおじいちゃんが倒れて自家用車で病院に行ったら事故を起こしちゃって救急車で行く途中に家が火事になって、彼氏の家に泊まりに行ったら彼氏が浮気していてどん底という。この不幸の連発とかもありえない展開が怒涛のコロガリで楽しかったです。
たまたま踏切で酔っぱらって倒れている男性を助ける。その人は開業医で、友達の後押しとかもあってその開業医とデートをして、開業医の子供とも仲良くなり。開業医は祖父の入院先や父の再就職先をお世話してくれたりしてめちゃ良い人。そして2人は結婚する。
豪邸に住んで幸せな生活かと思いきや、子供が赤ちゃん返りをして大変。さらには弁当をもっていかせてるけど、弁当をどうやら食べていないと判明したり。学校でトラブルを起こすけど、実はわが子が嘘をついているのではないかと感じ始めて、わが子が怪しい風に見えてくる。
さらに結婚相手も隠れて絵を書いたり剥製を大事にしていたり怪しいのではないかとなったり、更には子供の事でブチ切れてきたり、いきなり性格豹変していきます。
疲れ切った主人公が踏切で倒れちゃうけど、夫に救われてもう一度やり直そうとしていく。そして殺人の疑いをかけられた子供に対して自分たちにできることとして、予防接種の日に主人公夫婦が子供達に予防接種を打つけれど…。な終わり。
なかなか怖い比喩表現のエンディングでいっぱいの子役たち、大変だったろうなと感じるエンディングでした。
ただ子供や結婚相手の二面性みたいなのが表面化するのとか唐突に感じてしまいますし、その結果主人公たちが世界と乖離していくという表現も唐突でついていけなかったです。そのため主人公の序盤の児童相談所の仕事の描き方も中途半端に感じて描くなら描く描かないなら描かないとかにした方が個人的にはよかったと思います。
オリジナル映画で制作されているのが素晴らしくて応援したいですが、飲み込みにくい映画でもありました。
☆☆☆
鑑賞日:2022/04/11 WOWOW
監督 | 渡部亮平 |
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脚本 | 渡部亮平 |
出演 | 土屋太鳳 |
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田中圭 | |
COCO | |
山田杏奈 | |
ティーチャ | |
安藤輪子 | |
金澤美穂 | |
中村靖日 | |
正名僕蔵 | |
銀粉蝶 | |
石橋凌 |