●こんなお話
唐山大地震で運命が変わってしまった家族の崩壊と再会の話。
●感想
タイトルからしてパニック映画かな? と思って見てると冒頭30分までで、そこからは引き裂かれた家族の話。
けど、最初の大地震のシーンは相当な迫力で一気に崩れていく建物に押しつぶされる人たちが見てて辛かったです。
悲劇的な別れと感動的な再会で見せていくどストレートな映画で、飛び道具的な映画だと思いましたが、しっかりとした作品で中国映画すごいなと感心しながら見てした。
幸せに暮らしてた家族が地震でバラバラに生き別れて、それぞれの成長が描かれていきます。子どものどっちを助けるのかという決断を迫られる母親の苦悩ったらなくて、あんなの選べるわけないのに選ばないとどちらも救えない現実。生き残ってしまった息子と自分は捨てられたと思っている娘。
生き別れた娘さんは軍人夫婦に育てられてく。その育ての親がしっかりした人で、ちゃんと教養のある女性に育っていくのがわかってその人たちとのやりとりに泣けました。
登場人物全員が善人なので彼らの決断に正解や間違いがないので、それがそれが更に辛くて泣けるものでした。
登場人物たちが涙しますが、双子の兄妹が再開するシーンはさらっと描いていてその後に泣けるシーンを配置しているのとか個人的によかったです。全編、登場人物たちがわんわん泣くのではなくて。抑えるところと泣けるところを描き分けててよかったです。
130分はチト長いかな? と思いましたが、25万人が亡くなった地震の1つの家族の物語として凄い映画だと思いました。
☆☆☆☆
鑑賞日: 2015/03/16 立川 CINEMA CITY/TWO
リンク
監督 | フォン・シャオガン |
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脚本 | スー・シャオウエイ |
原作 | チャン・リン |
出演 | シュイ・ファン |
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