映画【アド・アストラ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 海王星までのロングジャーニーをしてやっとこさ自分の大切なものが身近にいると考える話。

●感想

 「映像がすごい」「ブラピの演技がすごい」という感想になりそうですが、それはイコール「単純に褒めるところがそこしかなくて面白くない」ということになりかねない映画で、そういうことになっていた映画でした。

 この手の静かな宇宙ものはどの映画も似たようなルックになってしまってこれもどこかで見たことあるかのような映像が続くうえにハリウッドの大作なのに詩的なアートな映画な方向の映画なので120分が体感時間長く感じました。さすがブラットピットさんがプロデュースもしているだけあってお金も名前もあれば、アート映画でもメジャーな予算で作られるんだというのもさすがでした。

 近未来という設定で月世界旅行は海外旅行的な世界になっていて、月に観光客がいっぱいいるとか見ていて面白いですし。火星の所長は地球に1回しか行ったことがないと近来

の地球人は地球生まれがいなかったりというSFの設定は面白かったです。

 ただ単純に好みの問題として、月面でのカーチェイスや謎の救難信号を追って宇宙船に入っていくとそこには…。とか爆発から逃れる。とかいろいろ見せ場がそれなりに用意されていますが。基本的にはブラピさんのアップとモノローグがメインでしかも見終わって、海王星まで冒険の旅に行って地球で切なものは目の前にあった的なところに落ち着いて…。んな長旅して見つけなきゃいけないのかとゲンナリのオチでした。

 前半から中盤は見せ場やこの世界の生活を楽しんで見ることができましたが、後半の海王星に1人で行くことになる宇宙船内のブラピさん1人とモノローグ多用は結構きつかったです。

 地球で待つリブ・タイラーさんが【アルマゲドン】感だったりトミー・リー・ジョーンズさんとドナルドサザーランドさんの【スペースカウボーイ】感だったりと他の映画の文脈の面白さで楽しむしかなかったです。

核兵器の爆風って宇宙空間でも発生するんだと勉強になる映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2019/09/25 TOHOシネマズ川崎

監督ジェームズ・グレイ 
脚本ジェームズ・グレイ 
イーサン・グロス 
出演ブラッド・ピット 
トミー・リー・ジョーンズ 
ルース・ネッガ 
リヴ・タイラー 
ドナルド・サザーランド 

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