映画【少女は異世界で戦った】感想(ネタバレ):銃なき世界で戦う女戦士たちの二面性を描く!独特設定のアクション×アイドル映画

Shôjo wa isekai de tatakatta
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●こんなお話

 核兵器や銃がなくなった世界とこちらの世界の2つの並行世界があって、パラレルワールドのほうで銃を持った人間が侵入してきてそれを守るために主人公の女の子たちが戦う話。

●感想

 核兵器の恐ろしさから銃器を廃止し、剣のみが武器の世界で繰り広げられる物語です。戦士たちは別世界からの侵入者と戦いながら、同時にアイドルとしても活動しているというユニークな設定が特徴です。

 戦士たちには育ての親がおり、彼の指示で侵入者や議員に成り代わった者たちと戦います。主人公たちは宗教団体の本部へ潜入するため、アイドルグループに偽装して潜入を試みます。

 物語は戦士たちが二手に分かれ、宗教団体の教祖との戦いに向かう展開となります。一部の戦士が戦う意味に疑問を抱く場面も描かれ、アクションだけでなく内面的な葛藤も含まれています。

 しかしながら、肝心のアクションシーンは迫力や盛り上がりに欠け、パラレルワールドの剣技を持つ女の子たちと現代の地下アイドルという設定もあまり活かされていません。物語の目的やキャラクターの動機がわかりにくく、テンポが悪く感じられる部分もありました。

 クライマックスは秋の林での戦いが長く続き、やや単調に感じられましたが、低予算ながらもアクション映画に挑戦する姿勢は評価したい作品です。アクションとアイドル要素を融合させた新しい試みとして、今後の展開に期待したいところです。

☆☆

鑑賞日: 2015/02/19 DVD 2024/11/11 U-NEXT

監督金子修介 
脚本小林弘利 
白土勉 
出演花井瑠美 
武田梨奈 
清野菜名 
加弥乃 
小山田将 
岡田浩暉 
金子昇 
三田真央 
ハヤテ 
浪岡一喜 
紗倉まな 
田口トモロヲ 
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