映画【ティアーズ・オブ・ザ・サン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

  凄腕のアメリカの特殊部隊がナイジェリアの内戦でアメリカ人を救うために任務に就くけど。極悪非道な敵に追われる話。

●感想

 少数精鋭の特殊部隊と大多数の敵という構図が燃える設定で王道の展開で、わらわらと大量に表れる敵たちに挑んでいく主人公たちが熱いです。派手な戦闘シーンと勇ましい音楽で新兵スカウト映画としてよかったと思います。

 ただ今の時代に敵側を血も涙もない極悪非道な鬼のような人格で描くのはあまりにも片方すぎる視点だし、そもそも主人公たちは凄腕の特殊部隊だったはずなのに、なぜか任務を放棄して浪花節な行動をしてしまう動機の部分がわからないので、主人公たちに感情移入できなかったです。軍人は命令は絶対ではないのだろうか?

 特殊部隊の隊員たちも主人公以外はほとんどその他大勢にしか見えず。キャラクターが立っていないので、1人また1人とやられていくのも熱くなれない要因だと思いました。

 政治的にも娯楽映画としても中途半端になってしまった映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/02/08 DVD

監督アントワン・フークア 
脚本アレックス・ラスカー 
パトリック・シリーロ 
出演ブルース・ウィリス 
モニカ・ベルッチ 
コール・ハウザー 
イーモン・ウォーカー 
ジョニー・メッスナー 
ニック・チンランド 
チャールズ・イングラム 
ポール・フランシス 
チャド・スミス 
トム・スケリット 
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