映画【Diner ダイナー】感想(ネタバレ)

diner
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●こんなお話

 殺し屋というよりハイテンションのサイコパスの集まりの話。

●感想

 冒頭から主人公の現状と夢のメキシコでお店を開きたいという願望がシュールな映像で表現されて、即金でもらえる高額バイトをもらおうとしたら殺されかけて、舞台となるダイナーで強制労働されそうになる。

 静止画の美術や衣装というのは魅力というのはさすがだと思いますが、それが映画的表現として成功しているのかどうかはぼーっと見ているだけでは理解できず。単純に綺麗だな、華やかだなくらの感想しか出てこず、だんだん画面がチカチカして頭が痛くなってくる色合いでした。

 中盤まではダイナーにやってくる殺し屋たちと主人公のやり取りがメインで、完璧なスフレが食べたいという男と子どもの容姿の殺し屋がやってきて…なくだりと後半は殺し屋の大ボスが殺されて、それの追悼の食事会が開かれることになって…という流れがありますが。主人公2人の師弟ものとしてもぶっ飛んだ殺し屋たちのアクションバトルとしても誰がボスを殺したか? というサスペンスとしてもどれも中途半端な印象で、奥田瑛二さん、小栗旬さんの無駄遣い感がハンパなかったです。

 なぜ、主人公同士が好き好きになったのか映画を見ても全く分からないままの120分でした。犬のCGがよくできていたのがよかった映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2020/02/04 Blu-ray

監督蜷川実花 
脚本後藤ひろひと 
杉山嘉一 
蜷川実花 
原作平山夢明
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