●こんなお話
殺し屋の主人公がターゲットを殺すことができずにいたら、案の定組織から別の殺し屋を派遣されて、その人たちと戦う話。
●感想
ハリウッドが描くステレオタイプなニンジャな世界観はそれはそれで楽しめそうで期待の高まるスタートでした。ただ90何分とかしかない短い映画なのに、主人公が次の仕事を受ける。ご近所さんの父親とその娘さんと仲良くなったら、案の定その人たちが暗殺のターゲットで殺せない。したら別の殺し屋がやってきて、その殺し屋たちと戦うことになる。という本編が始まるまでが開始30分以上とスタートがちょっと遅く感じました。それでいて、カタキ役の暗殺者たちが銃弾が効かない男だったり毒を吐く女、刺青の動物を飛び出す男だったりと山田風太郎の忍法帳シリーズのような面白そうなキャラクターたちでしたが、このカタキ役たちがめっちゃ弱くてゲンナリしちゃいました。
銃弾も効かない主人公の攻撃も効かないという設定だったのに、大木が倒れてきたらそれがあたった瞬間に爆発するとかどういう防御力なのかわからないし。刺青の動物を実体化するニンジャは瞑想みたいなのしている間にやられるっつう頭の悪さだし。猛毒女は普通に背後から攻撃されてやられるし。退場の仕方がみなさん雑すぎるので、期待が裏切られるアクションシーンの数々でした。
カタキ役たちも結局何で襲ってきてるのかとかもだんだんとどうでもよくなっていきました。カタキ役のニンジャ軍団でも内輪もめをしてたりして、しかもそれが結構長い時間描かれていたりするのもあまり意味がなかったように思えました。主人公が眠りについて、フラッシュバックで回想が挿入されて飛び起きる。というお芝居も多すぎな気がしました。
気軽に見られるアクション映画としてもイマイチな映画だと残念な気持ちになったまま終了してしまいました。
☆
鑑賞日: 2016/04/16 NETFLIX
監督 | ロブ・ボウマン |
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脚本 | ロブ・ボウマン |
スチュワート・ジッカーマン | |
レイヴン・メツナー |
出演 | ジェニファー・ガーナー |
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テレンス・スタンプ | |
キルステン・プラウド | |
ゴラン・ヴィスニィック | |
ケリー・ヒロユキ・タガワ | |
ウィル・ユン・リー | |
ナターシャ・マルテ | |
ボブ・サップ |
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