映画【起終点駅 ターミナル】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 釧路で国選弁護人をやってる主人公が若い女の子が「探してほしい人がいる」と頼まれて、いろいろ動き出す話。

●感想

 美味しそうな食べ物がいっぱい出てきてお腹が減る映画でした。佐藤浩市さんのすっかりさびれてしまった中年男性役っぷりがハマっていてそれを見られるだけで満足でした。

 ただお話のほうは首をひねってしまう展開が多くて、やってる人たちは真面目なのに見ているこちらは笑いそうになってしまう作風で困りました。

 最初の20分は主人公が学生時代の元カノと出会って、妻子を捨ててこの女性と生きていくと覚悟を決めた矢先にその女性が目の前で自殺してしまうという。そして25年後に1人で国選弁護人をやっているところに、覚せい剤所持で弁護したヒロインが現れて…。というところから話が転がっていきます。このヒロインの感情の起伏が激しすぎてついていけなかったです。ぼーっとした感じで現れたと思いきや、料理をふるまわれた翌日にはもう友達か! ってくらい明るく現れて料理を作りにもらいにやってくる。そして、1秒前まで明るく振舞っていたのに、急に倒れたと思ったら「熱がある」とふらついて倒れちゃうという。そんなシーンが現代の映画でもいまだにあるのかと驚きました。

 そしてヒロインが実家に帰ることになったので一緒に家に行くと、仏壇があって…。となって、しかもガレージに探してた男がクスリでフラフラになって隠れているという。一体いつからそこにいたんだろう? という急展開が凄かったです。

 なんやかんやで主人公が疎遠だった息子の結婚式に向かうところで終わりますが、この別れた息子さんの心の広さに感心してしまう映画でした。そして北海道から東京まで列車で帰るという無茶をするのが不思議な終わりでした。

 そして、本多翼さんの箸の持ち方が気になって仕方がない映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2016/05/20  TSUTAYA TV

監督篠原哲雄 
脚本長谷川康夫 
原作桜木紫乃
出演佐藤浩市 
本田翼 
中村獅童 
和田正人 
音尾琢真 
泉谷しげる 
尾野真千子 

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