●こんなお話
作家デビューして母校に講演に来た男が、高校時代の百瀬さんとの思い出を回想する話。
●感想
母校に講演会のためにやってきた青年が、高校時代のマドンナと再会して、高校時代にあった出来事を回想していく。
モテない主人公が性格もよくてグッドルッキングガイの幼馴染の先輩がいて、先輩の彼女も学校の憧れのマドンナと付き合っている。けど先輩はヒロインとも仲良くしている様子なのを主人公は見ていた。
先輩の頼みで、そのヒロインと付き合ってると誤解されたら困るから。主人公とヒロインが付き合ってるように装ってくれとお願いされたところから、モテない主人公がヒロインの百瀬に引きづりまわされていく。
白く飛んだ映像にピアノの旋律に高校生活。そして高校生のデートで映画を見たり、公園のボートに乗ったり、キャッチボールをしたりと。見てるだけでノスタルジーな気持ちにさせてくれる映像でした。
偽装カップルとして学校内でイチャイチャする様子を描いていくのも青春な雰囲気いっぱいで見てて楽しかったです。ただ、校内であんなにイチャつくものなのかな? と思わなくもなかったです。アメリカンハイスクールかな? と思いながら見てました。
けれどもこの先輩の頼みで主人公とヒロインが付き合うというウソを周りにつく。という設定自体がよくわからず。イマイチのりきれなかったです。先輩酷すぎじゃないのかな? と思いながら見てました。
ヒロインは先輩のことが好きで彼女がいるのもわかってるけど、先輩のために主人公の彼女です。とウソをどういう気持ちなんだろうかと。後半でその気持ちを吐露しますが。主人公も「理解不能だよ」と言ってた通り、理解不能でした。
先輩も先輩で彼女がいて、ヒロインも先輩の事が好きだと自覚してるのに…。ニル・アドミラリィだかという他人の感情がわからないとかって言われてもなぁ。という。主人公と先輩の回想とかもあんまり効果があったのか謎でした。
構成としても登場人物たちがだんだんと盛り上がっていくという流れではないため、結構退屈を感じてしまう部分もありました。
主人公とヒロインが嘘ついてカップルとしてふるまっていくけど、しだいに気持ちが苦しくなっていってしまうヒロイン。それを見守る主人公…。
そもそも何でこんなウソつかなきゃいけないのだろう? と設定についていけない映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2014/05/10 TOHOシネマズ府中 2016/08/13 NETFLIX
監督 | 耶雲哉治 |
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脚本 | 狗飼恭子 |
原作 | 中田永一 |
出演 | 早見あかり |
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竹内太郎 | |
石橋杏奈 | |
工藤阿須加 | |
西田尚美 | |
中村優子 | |
きたろう | |
向井理 |
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