映画【風に立つライオン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ケニアで医療に従事する医師と彼の関係者にインタビューして彼の人となりを見せていく話。

●感想

 東日本大震災の被災地に立つ1人の黒人。手のひらに種を持っている所から始まる。
 主人公の医師がケニアにやってきて医療を始まっていきますが、この前半から結構退屈でよくある展開でした。
 紛争で怪我した人たちを救うために頑張る主人公。自己犠牲の精神は素晴らしいと思いますが、作り手の強い想いみたいなのは伝わってきますが、エンタメとしては時間はポンポン飛んだりしてついていけなかったです。

 同僚やかつての恋人を通じて、主人公の人となりを描いていきます。途中、長い時間をかけてかつての恋人のエピソードも描かれたりしますが、このシークエンスもありきたりで退屈しかなかったです。
 真木よう子さんが現代に出てきて、30年前もほとんど見た目変わらなかったりして、そこらへんも世界観に入り込めなかったです。

 中盤から少年兵の関係が出てきて、彼との交流になりますが。そもそも少年兵の背景が全くわからないため、薄さだけが残りました。
 かつての恋人も離島で医療をして、ケニアの同僚も孤児院を立てて、登場人物が全員聖人なのも凄かったです。全員が献身的。

 見せ方も、主人公の医師の関係者にインタビューするという形式になっていて、カメラの少し隣を見て話す手法自体が謎で戸惑いました。
 実際の人物をモデルにしているらしいので、そのお医者さんがいたんだと知ることができたのが収穫な作品でした。

☆☆

鑑賞日: 2015/04/08 TOHOシネマズ南大沢

監督三池崇史 
脚本斉藤ひろし 
原作さだまさし
出演大沢たかお 
石原さとみ 
真木よう子 
萩原聖人 
鈴木亮平 
藤谷文子 
石橋蓮司 

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