●こんなお話
選ばれた人たちが行けるトゥモローランドの悪い人が人類絶滅の危機の陰謀を行っているので、それを阻止するトゥモローランドを追放された人と行きたい人が頑張る話。
●感想
最初に出てくるトゥモローランドの未来都市っぷりがそれだけで楽しくわくわくする未来描写でした。そして主人公たちに対してロボットの表情が同じのまま怪力で襲ってくるのとか、そこで主人公の家でいろんな仕掛けで迎撃するというのとかも楽しく見ることができました。
ただ、主人公の少年時代が回想で描かれてトゥモローランドへ向かうシークエンスが終わったと思いきや、もう1人の主人公の女の子がまたトゥモローランドに魅せられていく展開が続いて、似たようなことを2回も繰りかえされてテンポが悪いと思いました。主人公2人が出会って、ロボットの襲撃があるところから本編だと思いますが。そこまでで開始1時間くらい経っていてだるかったです。
少年がトゥモローランドへ行って素晴らしい文明の世界があることを知って…という展開があり。次にNASAで働いている父親がまもなく失職するというので問題行動を起こして阻止しようとしているもう1人の主人公の紹介。気づいたら手元にあったバッジを手にしたら未来都市のヴィジョンを見えるようになってそれを知りたいとネットで調べていったお店で店主に襲われてピンチ! というところで少女が助けに来て、そこでロボットたちの存在を知る。そして冒頭で少年だった主人公のもとへ行って、どうやらその主人公は昔トゥモローランドに行ったけど追放されたらしい。そこにロボット達が襲撃してきて…という。
見せ場は面白いですが、話運びは遅いし。そもそも何で争っているのかとかが終盤まで明らかにされないのでだんだんと眠たくなってくる作りなのが残念でした。そしてトゥモローランドへ行って、一体何だったのかというのが判明しても、そうなのか…。と納得しづらい話の真相でした。しかも環境破壊うんぬんとかのメッセージ性も強くなってきて、これまた眠くなってくる講義を聞いているかのようでした。
それでいて、クライマックスの戦いとかもハリウッド大作にしては地味なもので、味方のロボットが壊れて悲しいとかの展開もそこまで盛り上がることはなく。人類のために良いことができる人を勝手にリクルーターなる人たちが選ぶという選民思想が怖くなってくる映画でもありました。
☆☆
鑑賞日: 2015/06/22 イオンシネマ多摩センター 2021/11/29 Disney+
監督 | ブラッド・バード |
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脚本 | デイモン・リンデロフ |
ブラッド・バード |
出演 | ジョージ・クルーニー |
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ヒュー・ローリー | |
ブリット・ロバートソン | |
ラフィー・キャシディ | |
トーマス・ロビンソン | |
ティム・マッグロウ | |
キャスリン・ハーン | |
キーガン=マイケル・キー |
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