映画【ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー】感想(ネタバレ):銀河を駆けるマリオたちの救出大作戦

The Super Mario Galaxy Movie
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●こんなお話

 ロゼッタ姫がクッパJrにさらわれたのでマリオとルイージ、ピーチ姫などが奪還しようとする話。

●感想

 宇宙空間に浮かぶほうき星の天文台で、ロゼッタは星の子チコたちを寝かしつけている。静かな夜の中で彼女はピーチの物語を語ろうとするが、子どもたちはマリオとルイージの冒険を望む。その穏やかな時間は、クッパJr.とカメックが操る巨大兵器メガレッグの襲撃によって突如崩れる。ロゼッタは魔法で応戦し敵を退けようとするが、チコたちを守ろうとした瞬間を突かれ、小さな黄色いチコとともに捕らえられ、クッパJr.に連れ去られる。

 同じ頃、キノコ王国で暮らすマリオとルイージは、ワープパイプの異常を調査するため砂の王国トスタレーナへ向かう。ピラミッド内部を探索する中で、ブルックリンから流れ着いたヨッシーと出会う。人間に捕まりそうになった過去を持つヨッシーは兄弟とすぐに打ち解け、新たな仲間として行動を共にする。

 王国へ戻ると、ピーチを祝う祭りが開かれている。マリオはプレゼントを渡すことに戸惑いながらも、城の屋根でピーチと語り合う。彼女はこの日が誕生日ではなく、自分がキノピオたちに迎え入れられた日であると明かす。マリオは日傘を贈り、二人の距離は少し近づく。

 その直後、夜空を無数の流れ星が横切り、その一つが森へ墜落する。現場でマリオたちはチコと出会い、ロゼッタが連れ去られた事実を知る。ピーチとキノピオは救出のため密かに宇宙へ向かい、ゲートウェイギャラクシーへ旅立つ。

 残されたマリオとルイージは王国を任されるが、囚われていたクッパのもとを訪れる。更生中のクッパは小さな姿で生活していたが、そこへクッパJr.が襲来し城を宇宙へ引き上げる。戦闘の末、城はミツバチ王国へ落下する。クッパは息子を止めるため協力を申し出て元の姿に戻り、マリオたちと行動を共にするが、再びジュニアに連れ去られてしまう。

 一方、ピーチとキノピオは宇宙の拠点に到着し、ロゼッタとの記憶を断片的に思い出す。盗賊に持ち物を奪われ追跡した先で、マムーが支配する地下カジノへたどり着く。ピーチは戦いの末に情報を引き出し、ロゼッタがスペースギャラクシーに囚われていることを知る。 

 その後、宇宙船を持つフォックスと出会い、さらにマリオたちとも合流する。一行は銀河を越えてロゼッタ救出へ向かうが、クッパJr.の攻撃によってマリオとルイージは赤ん坊の姿に変えられてしまう。宇宙船は墜落し、ヨッシーとキノピオが二人を守りながら危機を乗り越える。やがて元の姿に戻った兄弟は再び仲間と合流する。

 その頃、クッパはジュニアの影響を受けて再び侵略の道へと傾き、軍勢を率いて宇宙征服に乗り出す。

 マリオ、ルイージ、ピーチ、ヨッシーたちは、それぞれの立場と思惑を抱えながら最終決戦へと向かい、ロゼッタ救出とクッパ親子の野望を止めるため行動を開始して、という。


 カラフルな銀河世界を舞台に、キャラクターたちが縦横無尽に動き回る映像体験は非常にインパクトがありました。画面いっぱいに広がる色彩やスピード感は圧倒的で、ゲーム的な発想をそのまま映像に落とし込んだような勢いがあります。

 一方で、その情報量の多さゆえに視覚的な疲労を感じやすく、落ち着いて物語を追う余裕が削がれてしまう瞬間もありました。キャラクターへの感情移入が深まる前に場面が次々と切り替わるため、盛り上がりに乗り切れない部分も。

 特に、マリオとルイージが赤ん坊に変えられる一連のエピソードはインパクトこそ強いものの、本筋との結びつきがやや薄く感じられ、展開としての必然性に疑問を抱きました。危機からの回復が比較的あっさりしていることもあり、緊張感が持続しにくい印象です。

 また、マリオ側、ピーチ側、クッパ親子と複数の視点が頻繁に切り替わる構成は賑やかではあるものの、流れが断続的になりやすく、同じようなアクションの繰り返しに感じてしまう場面もありました。

 それでも、宇宙規模のスケールと多彩なキャラクターが入り乱れる展開には独自の魅力があり、ゲーム原作らしい自由度の高さを楽しめる作品になっていた印象の1作でした。

☆☆☆

鑑賞日:2026/04/25 イオンシネマ座間

監督アーロン・ホーヴァス 
マイケル・ジェレニック 
脚本マシュー・フォーゲル 
出演(声)クリス・プラット 
アニャ・テイラー=ジョイ 
チャーリー・デイ 
ジャック・ブラック 
キーガン=マイケル・キー 
ブリー・ラーソン 
ケヴィン・マイケル・リチャードソン 
ベニー・サフディ 
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