映画【あずみ】感想(ネタバレ)

azumi
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●こんなお話

 いまどきの若者たちのチャンバラの話。

●感想

 最初から最後まで凝ったカメラワークや無駄にCGやらライティングやらの140分で、めちゃくちゃ疲れます。しかもアクションシーンがこれまたどれもが同じで単調なうえなのが体感時間を更に伸ばすということになってました。

 孤児たちが山の中で、徳川政権に楯突く大名たちを暗殺する刺客として育てられているんだど。「俺たちの使命が」や「やっと山を下りて使命を果たせる」とやたらと使命使命を連発しますが、使命って一体何なのかわかってなさそうな危険な若者たちっぽい。
 とにかく「使命」を果たすんだ、ということを盲目的に信じている様子。したら10人の仲間たち同士で殺し合わせ、生き残った5人でテロ活動をしようという流れ。
 ほいで恐ろしいことにクライマックスでは、わざわざ半分に減らさせた刺客たち。人海戦術でやられていくという。だったら最初から10人で戦った方が効率よかったような、と思っちゃいけない映画でした。使命を果たすためにどんな非情な命令でも実行しなければいけないということで、仲間同士の殺し合いという恐ろしい試練があるのはわかりますが。それを乗り越えた主人公たちは冷酷な暗殺マシーンなのかと思いきや「これでいいのか?」と悩んでいるという。殺し合いの訓練の意味がない不思議な構成でした。

 アクションシーンがこれまた単調で全部同じに見えてしまうのが痛いです。だんだんと盛り上がっていくという構成にしなければ、主人公VS雑魚キャラいっぱい。というアクションは恐ろしく退屈です。しかも名前もよくわからない仲間たちが1人また1人とやられていきますが、全員スローモーションで死んでいくという。長かったです…。
 そして笑えないギャグシーンがちりばめられていて、これまた長さを感じさせてしまう負のスパイラルでした。

 唯一よかったのは、クライマックス前に見られる原田芳雄さんの迫力ある殺陣がよかったです。

鑑賞日: 2013/07/03 DVD

監督北村龍平 
脚色水島力也 
桐山勲 
原作小山ゆう 
出演上戸彩 
小橋賢児 
成宮寛貴 
金子貴俊 
石垣佑磨 
佐野泰臣 
鈴木信二 
瑛太 
山口翔悟 
小栗旬 
オダギリ ジョー 
岡本綾 
松本実 
榊英雄 
遠藤憲一 
坂口拓 
りょう 
伊武雅刀 
佐藤慶 
北村一輝 
竹中直人 
原田芳雄 

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