映画【リベンジ・オブ・ウォー】感想(ネタバレ):“あの人がいなければ成功しない” 裏社会の女王が支えた復讐劇

Hounds of War
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●こんなお話

 上官に騙されて仲間を皆殺しにされた主人公がリベンジする話。

●感想

 主人公ライダーがマルタを訪問中のアメリカ大統領を狙撃する衝撃的な場面から始まります。そこから6か月前に遡り、ライダーは引退を考えていたものの、旧友たちと再会し、ある極秘任務に参加することを決意します。

 任務はリビアの軍事指導者の暗殺でしたが、待ち伏せに遭い、仲間たちは全滅。黒幕は、信頼していた上官ハートで、敵と通じていただけでなく、戦友の妊娠中の妻までも射殺する冷酷さを見せます。ライダーは奇跡的に生き延び、復讐を誓う。

 ハートは大統領の側近へと出世しており、ライダーの生存を危惧します。ライダーは裏社会を仕切る元恋人セリーナに協力を求め、大統領誘拐という大胆な作戦を実行。狙撃の後、大統領はセリーナが乗る救急車で拉致され、メディアに向けて真実を語らされます。南国でくつろいでいたハートの乗る車を爆破し、復讐を遂げておしまい。

 元恋人セリーナの存在感は非常に強く、主人公の計画を成功に導くほどの影響力と戦力を持っています。アクション映画としては派手な戦闘は控えめで、仲間が騙されて命を落とす悲劇や、上司へのリベンジ劇が主軸ですが、特に心を動かされることなく、ストーリー展開はやや淡々としている印象でした。

☆☆

鑑賞日:2025/05/26 WOWOW

監督アイザック・フロレンティーン
出演フランク・グリロ
ロバート・パトリック
ローナ・ミトラ
スティーヴン・エルダー
ジョーイ・アンサー
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