映画【流転の地球 太陽系脱出計画】感想(ネタバレ):地球を動かせ!スケール無限大の中国発SFスペクタクル

THE WANDERING EARTH II
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●こんなお話

 太陽が膨張しているので地球にエンジンを付けて移動させようとする人類の話。

●感想

 100年後とかに太陽が膨張して地球が滅びるということで人類連邦政府が出来上がって世界の協力で地球に1万基のエンジンをつけて移動させる計画を行っている。

 宇宙エレベーターとかが完成して地球を動かす前段階として月を移動させる作戦が進行中。主人公の宇宙飛行士は女性宇宙飛行士に片思いで花をプレゼントしたりしつつテロが発生してピンチになったり。科学者は娘を交通事故で亡くした悲しみの中でエンジンを起動させるプロジェクトをしていたり、中国代表の大使とかが各国と交渉したり。

 時代経過して月に核兵器を設置して月が地球に激突するピンチを乗り越えようとしたり科学者が大量の水に襲われて溺れそうになりながら地球エンジンを起動させるのかできないのかがあったしていくという。50才以上の宇宙飛行士たちが月に核兵器を設置して起爆させる作戦を決行して、月を爆破して月のかけらが地球に降り注ぐ中、地球のエンジンが起動して移動させて成功しておしまい。

 テロが発生して宇宙エレベーターでの戦いやドローンを迎撃する戦闘機の昼間の戦い、クライマックスの月に核兵器を設置して爆発させて地球のエンジンが発動して動いていくスペクタクルな映像は見もので綺麗で凄かったです。なにかよくわからないけど熱量は感じる中国映画らしさがある1作だと思いました。

 ただ3時間はやっぱり長くていくつかのストーリーと登場人物たちがパートに分かれて描かれていきますが、興味が続かず特にアンディ・ラウパートの娘さんとの回顧とかが繰り返されるのは退屈に感じてしまいました。政治パートの老人政治家が頑張ってる姿もボーっと見たり、宇宙飛行士たちが自己犠牲の精神を発揮して感動的に任務を遂行しようとするあたりもちょっと古臭さとかを感じてしまう内容でした。時代設定も主人公のウー・ジンの見た目が一緒のため、時間経過がわかりにくかったのも入り込めない要員の1つでした。

☆☆

鑑賞日:2025/05/10 WOWOW

監督グオ・ファン 
脚本ヤン・チーシュエ 
ゴング・ギア 
グオ・ファン 
イェ・ルーチャン 
原作リウ・ツーシン 
出演ウー・ジン 
アンディ・ラウ 
リー・シュエチェン 
シャー・イー 
ニン・リー 
ワン・ジー 
シュ・ヤンマンツー 
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