映画【漁港の肉子ちゃん】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 漁港の船で暮らす親子の生活とか過去の話。

●感想

 漁港に住む肉子ちゃんと娘さんがいて娘さんのナレーションで肉子ちゃんが今までいろんな男に騙されてお金を貢いで別れての繰り返しの人生が描かれます。

 そして娘と漁港にたどり着いて船に住まわせてもらっていて料理屋で働く肉子ちゃんと小学校に通う娘さん。朝でフレンチトーストを食べて学校に通うときにトカゲとかセミとか神社とかが話しかけてくる気がする娘さん。

 学校では転向してきたときから仲良くしてくれた子がいて、バスケがクラスでブームでそれに参加しないと仲間外れになるからみんな参加して、その後権力争いでどちらにつくかつかないか問題で主人公と友達が気まずい関係になってそれに悩む葛藤があったり。それの対処法として男の子がいて、その子が模型を作っているという連れて行ってもらって話を聞いてもらって泣いて心の整理をして友達に謝罪したり。

 娘さんがお腹にいたくなるけど「お腹痛くなったら出ていく」という約束をしたと娘さんが勝手に思っていて言い出せずにいたら、肉子ちゃんの回想が始まって、姉妹のように暮らしていた相手が妊娠出産して子供を置いて出ていってしまったので、その子が今の娘さんという流れ。娘さんは盲腸で入院して退院してまた生活が始まっていくという。

 正直、冒頭のナレーションで肉子ちゃんの過去が紹介されてその後の漁港での生活描写が延々と続く話運びは特にひっかかりを得られるものではなく退屈な映画でした。

 食べ物の描写が丁寧で美味しそうだなとは感じますが、主人公たちの生活や人物に興味が持てないと100分間が長く感じる1本だと思います。肉子ちゃんがぶっ飛んだキャラクターで彼女が魅力的なのだとは思いますが、学校での仲間外れがどうとか模型を作っている男の子との関係とかその男の子が何かに集中しないとじっとしていられないとかの描写が深堀りされるわけでもなく、どういった男の子だったのか飲みこにくかったです。

 娘さんがいろんな声が聞こえる描写とかも何を感じ取ればいいのかわからなかったり、テレビのなかの占いが結構長いのとかを読み解くのが大変な1本でした。

☆☆

鑑賞日:2022/11/11 NETFLIX

監督渡辺歩 
演出秋本賢一郎 
脚本大島里美 
原作西加奈子
企画・プロデュース明石家さんま
出演(声)大竹しのぶ 
Cocomi 
花江夏樹 
中村育二 
石井いづみ 
山西惇 
八十田勇一 
下野紘 
マツコ・デラックス 
吉岡里帆 
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