映画【スカイ・クロラThe Sky Crawlers】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　戦争を会社が代行して行われている、成長しない子どもがパイロットという世界の話。

●感想

　成長しない子どもがいて企業が戦争を行っているといういろんな設定が当たり前に存在していて特にそれについての説明がないので、その独特な雰囲気にやられてる作品でした。

　主人公が新しい任務地に赴任するところから始まって、そこでパイロット仲間や上官などに自己紹介して彼らとの日常、ダイナーみたいなところで食事したりお姉さんたちと遊んだり。

　そして主人公はやたらと自分の前任者についてのことを聞いて回る。話を聞かれた人たちもごまかす。そういうやりとりが映画の中盤までやってます。あいまに空中戦があったり。

　空中戦が見せ場だとは思いますが、個人的には誰が誰やらで見えにくく盛り上がることができなかったです。ティーチャーと呼ばれる凄いパイロットがいるらしくて、その人と出会ったりするのとかも劇的に描かれますが、正直そのパイロットの凄さとかもよくわからず。

　主人公たちの赴任先が異動になって新しい人たちと話したりしていく日常があり、後半では上官が酔っぱらったり空を飛んでるのを待ったり。

　結構、見ているこちらのエモーションが動かされることはないままの120分でした。

☆☆☆

鑑賞日:2009/09/25　Blu-ray　2022/05/29　Hulu