映画【プリズナーズ・オブ・ゴーストランド】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 銀行強盗が捕まって街を支配する知事から体に爆弾をつけられて強制的に娘を探してこいとのことで探しに行く話。

●感想

 銀行強盗をする主人公と相棒。お面をした男の子がいて少年を撃つのか撃たないのかとなって、場面が変わって遊郭のような場所になり、ガバナーと呼ばれて用心棒を身近につけていて女性たちもガバナーにひれ伏している様子。捕まっていてふんどし姿の主人公が釈放されて、「娘を見つけてこい。その役目がぴったりだ」とのことで主人公にスーツを渡してファスナーを主人公がしめると爆弾が首と睾丸につけられてタイムリミットが設定されて、ママチャリで探しに行く主人公。

 世界観が最初からよくわからなくて、主人公が冒頭で押し入る銀行とかも真っ白で異世界のような美術でなぜかガチャガチャが置いてあってそれが爆発するイメージ。主人公の主観としてこう見えているという世界なのかもしれないですが、その後もガバナーが支配する街の規模や法律、また主人公をなぜ娘を探しに行かせるミッションを生かせてどこに向かわせているのか、向かわせた先の貧民街みたいな場所は一体どういう場所なのかという説明とかがないので、エンタメとして楽しめませんでした。

 探されている女性を簡単に見つける主人公。けれど彼女は声を失っていて、スーツの爆弾を解除するのは彼女の声が証拠として必要で爆弾を解除できない。睾丸の爆弾が爆発して意識を失うというのはギャグとしてちょっと面白かったです。

 ゴーストランドだかの貧民街で主人公と娘がやってきて、主人公はヒーローだとのことになり住民たちを引き連れてガバナーの元へ向かう。

 あまりに話の流れが唐突で異文化とかに触れてその文化に触発されて既存の文化文明に反逆するという白人酋長ものみたいなのに急になるのもついていけなかったです。

 そしてガバナーとその子分たちと銃撃戦や刀で戦って勝っていくという。アクションシーン自体も見づらくて迫力もなく銃器描写もそこは日本映画のおもちゃ感が出て安っぽいのが残念でした。

 唯一、ヤスジオウという用心棒がガバナーに仕えているけど彼の命令に嫌々で主人公に共鳴するけど対立していく。という座頭市とかのライバル役みたいな役割にになるのかなと思いきやそれほどなく、チーンというSEが流れる殺陣を見て悲しい気持ちになる映画でした。

鑑賞日:2022/03/10 DVD

監督園子温 
脚本アロン・ヘンドリー 
レザ・シクソ・サファイ 
出演ニコラス・ケイジ 
ソフィア・ブテラ 
ニック・カサヴェテス 
ビル・モズリー 
TAK∴ 
中屋柚香 
YOUNG DAIS 
古藤ロレナ 
縄田カノン 
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