●こんなお話
ともだちが支配する世界で反政府運動をする主人公たちやライブで熱狂することになっていく話。
●感想
世界中で細菌がまかれて人類の何割か亡くなってしまってともだちは東京に三丁目の夕日みたいな世界観を再現している。主人公は1作目の最後の大爆発で記憶喪失になっていたらしく、15年ぶりくらいに東京へ戻ってきて、関所みたいなところのお代官様に自分に何があったかの説明回想を語る。姪は武装組織を率いていて周囲の大人たちを心配させていたり、ワクチンを開発している主人公の妹も自分を被験者にしてワクチンを開発していて何があったかの回想。アメリカでともだちに研究所を放火させられるけどアメリカで蕎麦屋の修行をしていた仲間に救われて…というものすごい偶然が簡単に語られていきます。
なんやかんやでともだちが大殺戮をする日にフェスを開いて救おう。細菌を巻くロボットを倒す主人公たち、というクライマックス。あいまにみんないい感じで記憶がなくて肝心の友達の顔を見えるのか見せないのかのひっぱり。
主人公はバイクで走って一体どこに向かって何がしたいのか3作目の中の行動がちょっとみていてわからなかったです。関所で東京へ入ってきて、またバイクで鼻歌を歌っていたらロボットがいて乗り込んでともだちの正体を探って一通り終わったらライブ会場でいきなり歌い始めるという。そもそもライブについてはいつ知ったのだろう? という。
正直、細菌テロが発生するので都民を救うために細菌がまかれない場所は万博会場だとなって、地下組織の人たちがビラを配るというプロモーションをしたら、みんながわらわら集まってくるという流れとかも意味不明で、その後外では大殺戮が起きているのにライブは熱狂していて全く外の状況と無関係というホラーな構図になっていました。
ちょっと日本のエンタメ大作でこうなってしまうのは本当に残念な気持ちになる映画でした。
☆
鑑賞日:2010/07/08 2022/03/09 WOWOW
| 監督 | 堤幸彦 |
|---|---|
| 脚本 | 長崎尚志 |
| 浦沢直樹 | |
| 原作 | 浦沢直樹 |
| 出演 | 唐沢寿明 |
|---|---|
| 豊川悦司 | |
| 常盤貴子 | |
| 香川照之 | |
| 平愛梨 | |
| 藤木直人 | |
| 石塚英彦 | |
| 宮迫博之 | |
| 佐々木蔵之介 | |
| 山寺宏一 | |
| 高橋幸宏 | |
| 佐野史郎 | |
| 森山未來 | |
| 古田新太 | |
| 小池栄子 | |
| 木南晴夏 | |
| 石橋蓮司 | |
| 中村嘉葎雄 | |
| 黒木瞳 |


