●こんなお話
お医者さんが亡くなった男性の死ぬ直前の行動を追体験する話。
●感想
救命救急で仕事をしている主人公。苦しむ患者さんのフランス語が聞こえてきて見に行くと目の前でフランス語と思われる言葉を言って息絶える。するとそこから主人公が幻覚を見るようになり、夢遊病のような症状でさまよい始める。
ツカミはバッチリでいきなりひげもじゃのピアース・ブロスナンが死んじゃうというところから始まってどうなるんだろうという気持ちで見ることができるスタートでした。ただそこからエンタメ映画としてはついていくのが大変で、ピアース・ブロスナンの生きていた時の幻覚と幻覚に悩まされる主人公の2つのストーリーが並行して描かれますが、どこまでが現実なのか幻覚なのかがわかりにくい作りになっていて読み取るのが大変な映画でした。
ピアース・ブロスナンは人類学者でアメリカに奥さんと移住してきたらしく「俺はアメリカ人だ」と話しながら世界各地の原住の人たちの撮影をしたりしているらしい。夜、外に出ると落書きがされていて嫌だなと思っているとその家がどうやら事件があったらしいことがわかってきて、原因を捜査するために各所を渡り歩いていく。同時に主人公がさ迷い歩いてそれを追いかける友人の医者などが挿入されつつ。ピアース・ブロスナンが真相を探るうちに自らも危険な目に遭ったり、怪しいシスターに警告されたり。主人公はいつの間にかピアース・ブロスナンの家にたどり着いて奥さんと会ったりしていく。
主人公がなぜピアース・ブロスナンの人生を追体験するのかというのとかもわかりにくくて飲み込みにくい90分でした。見ていくうちに原因がわかるのかなと思いましたが、ボケっと見てるだけでは読み取りにくく集中力のいる映画でした。
☆☆
鑑賞日:2022/02/12 Amazonプライム・ビデオ
監督 | ジョン・マクティアナン |
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脚本 | ジョン・マクティアナン |
出演 | レスリー=アン・ダウン |
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ピアース・ブロスナン | |
アンナ・マリア・モンティチェリ | |
アダム・アント | |
ヘクター・マーカド | |
ニナ・フォック | |
メアリー・ウォロノフ |