映画【スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 スパイダーマンの正体として身バレしちゃったので有名人はつらいよとドクターストレンジに記憶をなくしてもらう魔術をするけど、うっかりミスでいろんな怪人が登場しちゃって改心させようと頑張る話。

●感想

 前作の直後から物語が始まり、オールニューヨーカーから見られて何するにも注目が集まってしまう。大学にみんなで行って環境を変えようとするけど、スパイダーマンの友達ということで大学に受からない。それがきっかけで主人公がドクターストレンジに相談してスパイダーマンの記憶をみんなから消してもらう魔術をお願いする。けれども案の定失敗していろんな怪人たちが現れて元の世界に戻そうと頑張るという。

 何といってもサム・ライミ版、マーク・ウェブ版の過去のスパイダーマンシリーズのキャスティングが勢ぞろいでオールスター映画の面白さがとして楽しかったです。豪華な俳優さんが同じ画面に映って戦ったり協力したりとそれだけでお腹いっぱいでした。その過去のキャラクターたちがその後の人生の答え合わせをしていって過去作のその後が見られるのが感動的でした。私利私欲のためにスーパーパワーを使うと跳ね返ってくるというスパイダーマンシリーズの物語の骨格がしっかりとあるのもよかったです。

 ただ2時間30分近い上映時間でお話のコロガリ自体はそこまで多くなく、むしろスパイダーマンとドクターストレンジの凡ミスが発端となって事態が悪化していって、最初に悪役が出てくる橋の上のアクションから盛り上がるものでしたが、その後はドクターオクトパスがいじられキャラ担ってるのを見るのが悲しかったです。その後も過去作の悪役たちを捕まえてというのを繰り返して、元の世界にいざ戻そうとなったら、主人公は「元の世界に戻ったら死んでしまう」ということでストレンジに反発して2人の戦い。ここはドクターストレンジの世界観でぐんにゃりとした景色の中でわけわからない状態でのアクションシーンとしては面白かったですが、戦いの動機はバカバカしく感じる喧嘩でげんなりでした。

 そしてカタキ役の心を落ち着かせる薬を簡単に開発したり、更にオールスターが登場して驚きの展開ですが。身の上話を長いこと行って冗長に感じてしまいました。クライマックスの戦いも暗闇で誰が誰やらなアクションで盛り上がることはなかったです。悲しい別れとかも悲しい音楽が流れる中で涙するというのも結構長くて、エピローグもこれまた冗長な気がしました。 

 とはいえ昔の東映オールスター時代劇とかの華やかさみたいなのをリアルタイム出知らないので、オールスターキャストの共演を見られただけで満足でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/01/13 T・ジョイPRINCE品川

監督ジョン・ワッツ 
脚本クリス・マッケナ 
エリック・ソマーズ 
原作スタン・リー 
スティーヴ・ディッコ 
出演トム・ホランド 
ゼンデイヤ 
ジェイコブ・バタロン 
ベネディクト・カンバーバッチ 
ジョン・ファヴロー 
マリサ・トメイ 
ウィレム・デフォー 
ジェイミー・フォックス 
アルフレッド・モリーナ 
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