●こんなお話
イギリスが感染者だらけになったけど、何とかロックダウンで抑え込んだので子供たちが戻ってきたら主人公のお父さんきっかけでパニックになっていく話。
●感想
冒頭は暗闇で静かに仲間たちと息を潜めて暮らしている主人公夫婦と仲間たち。ドアをノックする音が聞こえて開けるか開けないかでもめるけど、結局開けたら子供がいる。そしたら案の定、感染者たちが襲ってきてパニックに。主人公は奥さんを見捨てて猛ダッシュで逃げる。
その後、感染者が落ち着いた都会で暮らす主人公のもとに子供たちが疎開先から帰ってきてお父さんと再会する。お父さん曰く、お母さんは亡くなった。禁止だって言っているのに案の定、子供だけで禁止区域の我が家に帰ったら死んだはずのお母さんがいて救出される。
自分だけ逃げたお父さんは気まずい。何か月もサバイブした奥さんは感染しているけど発症しないというレアケースなので希少な存在だというのがわかるけれど。お父さんが奥さんに会いに行ったら、それきっかけで感染しちゃって…。奥さんの警備とかゆるゆるなのが凄いです。
そこからパニックが始まって感染者が爆発的に増えて、米兵たちも誰が誰やらで撃ちまくる阿鼻叫喚のシーンは息をのむパニックシーンでした。そんな中で優しい狙撃兵さんはやってられるかと戦線離脱して、主人公姉弟を逃がすために医療長とともにチームで脱出を図る。ナパームでの都市空爆というシーンもスペクタクルで炎に包まれるのも圧巻の映像美で素晴らしかったです。ゴア描写もしっかりと描いていて、ヘリコプターのローターでの感染者八つ裂きとかもニコニコしながら見れました。
主人公たちのせいで何人死んじゃったんだろう? とか主人公たちが警備を簡単に突破しちゃったりとジャンル映画の弱点みたいな緩い部分もありますが。良かれと思ったらそれが悪循環になっていくというのがいたたまれない映画でした。
単純に街を脱出するというサバイブものとして面白い100分間でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2014/04/02 DVD 2021/10/28 Disney+
監督 | フアン・カルロス・フレスナディージョ |
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脚本 | ローワン・ジョフ |
フアン・カルロス・フレスナディージョ | |
エンリケ・ロペス・ラビニュ | |
ジーザス・オルモ | |
製作総指揮 | ダニー・ボイル |
アレックス・ガーランド |
出演 | ロバート・カーライル |
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ローズ・バーン | |
ジェレミー・レナー | |
ハロルド・ペリノー | |
キャサリン・マッコーマック | |
マッキントッシュ・マグルトン | |
イモージェン・プーツ | |
イドリス・エルバ |