映画【一度も撃ってません】感想(ネタバレ)

ichidomo
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●こんなお話

 売れない作家が殺しの依頼を受けて本物のヒットマンに仕事を流して取材してたら、本物のヒットマンとかに狙われる話。

●感想

 最初は話の本筋がつかみにくくぼやっとした印象で退屈に感じましたが、しだいに役者さんたちの関係性やハードボイルドのお酒とたばことジャズと茶色い照明と雰囲気を楽しめるようになっていくとどんどんと楽しく笑える作品でした。なんといっても石橋蓮司さん、大楠道代さん、岸部一徳さん、桃井かおりさんをはじめとして脇役でも主役級の俳優さんが次から次へと登場していく面白さがあり大人なコメディとして楽しめました。

 小説を書いて編集者に持っていくけれどなかなか認めてもらえず、けれども殺人の描写が話題の殺人事件を細かに描いていて伝説のヒットマンなのではないかと思われている。実は主人公はヒットマンに殺人を依頼してその様子をインタビューしてそれを作品にしているという。主人公は殺し屋ぽい格好をしているけれど、本物の殺し屋はそんなことなく普通のお兄ちゃんという見た目。

 中心となるバーでは午前0時を超えるとみんな別の顔になって気取った会話をしていて、ここのやりとりは芸達者な役者さんたちの見せ場で当たり前に面白いのが楽しいです。

 ありえない展開とかもありますが、コメディ映画として楽しさ優先で豪華キャストが石橋蓮司さんを大好きなのが伝わってくる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/07/16 DVD

監督阪本順治 
脚本丸山昇一 
出演石橋蓮司 
大楠道代 
岸部一徳 
桃井かおり 
佐藤浩市 
豊川悦司 
江口洋介 
妻夫木聡 
新崎人生 
井上真央 
柄本明 
寛一郎 
前田亜季 
渋川清彦 
小野武彦 
柄本佑 
濱田マリ 
堀部圭亮 
原田麻由 
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