映画【ねらわれた学園(2012)】感想(ネタバレ)

Nerawareta gakuen
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●こんなお話

 鎌倉の学校で転校生がやってきたことによりざわつく話。

●感想

 ハレーションの光の輪のキラキラまみれでピアノの旋律が映画全編に渡って流れる中、恥ずかしいくらいの青春恋愛もので。空に向かって「風が甘い」みたいな台詞をいきなり言い始めて、どうしようかと思ってしまいました。

 隣に住む幼馴染で元気娘とはいつも喧嘩していて、主人公の男の子には憧れている女の子がいて。幼馴染の元気娘は主人公が好きなのは見ててわかるけど、本人の前では「こいつぅ」みたいな台詞を言い、おでこ指で小突きそうな勢い。
 学園に転校生がやってきて、生徒会が携帯を没収して違反したものは登校停止という今までと変わってしまっていくというサスペンスもふわっとは描かれますが、基本はキャッキャしてる印象でした。

 けど、ちょっと主人公の過去の回想がポンポンと入ってきたり。変わってしまった生徒たちや欠席者がどんどんと増えていくサスペンス。そして片思いといういくつかのストーリーの流れがぶつ切りで入りにくかったです。
 携帯がないことによって現代のコミュニケーションの問題みたいなのも描いてはいますが、それよりも桜の花びら舞いすぎじゃね? とかずーっと音楽が流れてやっと静かになったと思ったら、またピアノが流れたり鳥のさえずりや木々の葉がこすれる音がやたらとうるさかったりと集中できなかったです。

 「妖精でも恋をするんだよ」とか凄い台詞だったり、キスシーンが突然すぎて、若者たちはこの流れでするのかぁ勇気あるなぁと感心する映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/07/07 DVD

監督中村亮介 
脚本内藤裕子 
中村亮介 
原作眉村卓
出演(声)渡辺麻友 
本城雄太郎 
小野大輔 
花澤香菜 
戸松遥 
平田広明 
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