映画【全員死刑】感想(ネタバレ)

Death Row Family
スポンサーリンク

●こんなお話

 計画性もなく殺人を繰り返す一家の話。

●感想

 冒頭のカットからぶっ飛んでいて、そこから始まる風俗店でのシーンから一気に惹きこまれるツカミでよかったです。 
 勢いに邦画らしいバイオレンスシーンも息苦しさを感じさせるものでした。 

 ただお話のほうは主人公たち同様行き当たりばったりなので、無軌道に暴力と殺人を重ねていく家族をどこか俯瞰した感じでしか見ることができずに90分ちょっとなのに退屈さを感じてしまいました。 
 セリフも聞き取りにくく録音部の仕事がどうなってるんだと感じてしまって物語に入り込めないのも残念でした。この家族がどうしてこうなっちゃったのかとか歴史を感じることができずに、なぜ両親は息子に殺人を犯させることまでしてしまうのかとか背景を知ったうえでどんな事件だったのかを知りたかったです。 

 とはいえ、実際にあった殺人事件を描いていて加害者の頭の悪さに被害者もどうしてそういう行動をとるんだろうと人間の不思議を見られてよかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2018/07/25 DVD

監督小林勇貴 
脚本小林勇貴 
継田淳 
原作鈴木智彦
出演間宮祥太朗 
毎熊克哉 
六平直政 
入絵加奈子 
清水葉月 
落合モトキ 
藤原季節 
鳥居みゆき 

コメント

タイトルとURLをコピーしました